一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(北沢本店・銀座店)

北沢店:03-5738-8331
銀座店:03-5524-3324

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古美術 ささき 主催 カルチャー教室

木枯らし一号が吹き荒れた寒い一日です。

まずは有吉先生の講義です。


伊勢物語69段と70段、71段です。
伊勢物語の名前の由来になった重要な段です。
講義に引き続き恒例の展示は短冊14枚で大原女、網干、照葉等を描いたものが7枚、
庭落葉、夜落葉、都時雨、夕時雨、冬月など晩秋を詠んだ短冊が7枚です。
解説付きで読んで頂きました。

今月の私の講義は炭斗です。

炭斗の成立、素材、産地、形、等です。
唐物(菜籠、脛当て、陶板入)と和物の違い、素材の竹、籐、藤の見分け方
籠以外のキンマ、瓢、一閑張、曲げ物、指物等
形の違い(三角、四角、五角、六角、八角、丸、切子)も様々です。
各家元の好みもございます。
持参は6点で木地五角切子形、六角炭斗山水花鳥画染付板入り 、三角炭斗、唐物 時代藤組炭取、有馬製鱗形炭斗竹雲斎造、時代 八角籠炭取です。
それぞれ1点ずつ解説とともに各々手に取っていただき細かいところまで見ていただきました。
今回は炭斗単体ですが本来は火箸、鐶、羽箒、香合と組んでの使用ですので
その取り合わせも重要です。

来月は早や納会です。
有吉先生と私の特別展示がございます。

当店主催のカルチャーは1,8月を除く第二水曜日の1時15分より4時15分までです。
受講ご希望の方は当店までメール、電話にてご連絡いただければ幸いです 。

 
TEL:03-5524-3324 銀座店
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| 古美術ささき | カルチャー教室 | 14:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
日本茶道連盟茶会 平成28年11月3日
日本茶道連盟茶会 平成28年11月3日
於 護国寺 宗澄庵
主 小堀遠州流家元 小堀宗園

今年も11月3日は晴れの特異日でした。
前日からの雨も朝早く上がり日も出て暖かく小春日になりました。


 

      床は松花堂筆 

   宝舟図で宝舟の砂金袋に松花堂が

     使用した印を色々と押しております。

     龍田川に浮かぶ舟をイメージして
     おります。
     
     花は加茂本阿弥と照葉は錦木です。
     花入れは遠州作の尺八花入れ銘
     「むさし野」に入れております。
     

      香合は織部の分銅型です。
      脇の書院には小堀蓬雪筆の
   三十六歌仙 歌合せで紅葉の
   歌の部分を出しております。
     
      床には茶入れ瀬戸春慶 
   銘「上葉」で蓬雪箱と茶杓
     
      鷹司輔信公作 銘「秋の夜」
   を飾りました。

























 


 
釜は古霰車軸釜初代堀山城作、炉縁は 旧東京美術倶楽部庭前の松を使用して井川信斎製作です。
水指は高取胴締め、茶碗は御本三嶋の俵型、替えは十代休雪で銘「玉水」
蓋置は古銅七宝編です。
菓子は初霜で清晨庵、器は 古萩で竹の絵入り、お茶は蓬莱で松尾園詰です。


 


三畳台目のお席ですが毎回十三名〜十四名の入席で十回です。
来年は家元はお休みで私が月窓軒を受け持たせていただきます。
来年も良い天気でありますように。


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| 古美術ささき | - | 13:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
茶事
10月30日 北沢本店の茶室「露草庵」にて正午の茶事の勉強会を催しました。

 


 


 


 
前回と亭主側5名とお客側5名を反対にしての勉強会です。
亭主側は前日から築地に買い出しに行き29日の午後より本番さながらのリハーサルです。

色々と改善する点が出て、当日の修正に役立ちました。
名残の茶事ですので使用する食材もそれなりになります。
実際に献立を立て作る事で身に付いていきます。
亭主側は炭点前、濃茶、薄茶と亭主を変え、それに伴いお客側も懐石と炭点前の主客、濃茶と薄茶の主客と変わっての勉強です。

先代の小堀宗通家元も常々お話しして おりました
「茶事100回」は人それぞれ難しいかもしれませんがそれに少しでも近づけたら良いですね。
何事も体験ですね。

次回は炉での予定です。
| 古美術ささき | - | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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