一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(北沢本店・銀座店)

北沢店:03-5738-8331
銀座店:03-5524-3324

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京都 西行庵茶会
10月25日 日曜日 
京都圓山公園わきにある西行庵で家元(小堀遠州流)が釜を掛けるのでお手伝いに行きました。
10年以上前に初めて釜を掛けて今回で3回目です。


 
明治28年宮田小文法師が現在の西行庵を再興されお茶は12代小堀宗舟に習っていた縁によるものです。
紅葉にはまだ早くうららかな小春日和です。
西行庵(京都市東山区円山公園南)は、平安時代に西行法師が「祭華園院」を営み、また、一説には終焉の地とも伝えられる真葛ヶ原の旧蹟で、西行堂、母屋、離れ「皆如庵」などが現存しています。

この桃山時代の茶室「皆如庵」は道安囲(どうあんがこい)の茶室で四畳向切で
三畳の客座と一畳の点前座の間に囲いがあります。






この茶室での茶会です。

朝8時30分が第1席ですがまず食事を頂いてからですので9時過ぎからのスタートです。
全部で8席です。


 
今回の趣向は遠州とその周りの茶友たちでの取り合わせです。
食事は母屋(浄妙庵)で三友居の出張です。
この隣の玄関に近い丸炉のある部屋が寄り付きです。
趣のある茶室ですので一度たずねられては如何でしょうか
朝茶、拝観もいたしているとの事です
| 古美術ささき | お茶会 | 14:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成27年 10月 NHK 町田カルチャー教室
爽やかな秋の小春日和が続いております。
満月も綺麗でしたね。

今月の1点目です。


 
釜の鐶3点です。
1、名古屋の初代一望斎作の鈍翁好みの宣徳釜鐶です。鈍翁90歳の賀の時に製作された品です。
      一望斎のお話と真鍮鐶を解説しました。

2、浄益作の真鍮鐶です。共箱のなっております。

3、捻り鐶で大西清右衛門と箱書きがなっておりますが残念ながら共箱の蓋が違い中も
      大西清右衛門ではありませんが
面白い捻りですので使用すると面白いですね。
      蓋が違う根拠をお話しいたしました。

2点目です。


 
成化年製銘の小瓶です。
本物ですと大変高価な品ですが残念ながらここ100年内外の写しものです。
口の金具はもう少し長かった口が欠け切って平らにして金具をかぶせたと思われます。
貫入の色の付け方をお話ししました。

3点目です。


 
三島中洲宛の犬養毅(木堂)の書簡です。
三島中洲は二松学舎での犬養の漢学の先生で同じ岡山県出身です。
犬養は言わずと知れた明治、大正、昭和の大政治家で硯の目利きとしても有名です。
三島中洲は大正8年に亡くなっておりますのでそれ以前の書簡になります。
解読できると面白いですね。書簡の価格の付き方をお話ししました。

4点目です。
尾竹竹坡の「春景山水図」です。

  竹坡は戦前の有名な日本画家で
  尾竹三兄弟(越堂・国観)の一人です。
 
  晩年の大量に製作していた日の出に
  波の印象が強い画家ですが
 
  この春景山水図は竹坡にしては
  良い出来の画です。
 










  今月の持参の1品は千代鶴是秀の
  小刀で銘が「漣・さざなみ」です。
  小刀は是秀が晩年に1か月ほど掛けて
  製作していた品です。


  当店ではこれまでに20点ほど
  取扱いが ございますが近年は
  お客様より出ることが少なくなりました。
 
  重量感と云い、鉄味と云い、切れ味と
  云い。
  美しさと云い申し分のない芸術品です。
  手に取って見ていただきました。

 









来月も鑑定品お待ちいたしております。

当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分に
NHK町田教室で開講しております。
品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。 
みなさまで楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。
いつからでもご入会できます。

【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階 
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
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| 古美術ささき | カルチャー教室 | 13:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
白玉椿開花
秋の爽やかな気候が続いております。
気が付けば早、庭の白玉椿が咲いておりました。

   季節の移り変わりは早いものですね。
 あと10日ほどで開炉の頃ですね。
 昔の開炉の時期は色々で利休は柚子の色付くころで
 また他では時雨が来る頃とか照葉が
 終った頃とか色々でした。
 
 お酒のお好きな方は熱燗の美味しい頃からでしょうか!
 
 11月より炉は明治以降お茶が大衆化になり教本等で
 統一化された結果でしょうね
 私の所もそろそろ灰の手入れをしなければ間に
 合いませんね。


 

 
| 古美術ささき | - | 16:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
展覧会「2015 東美アートフェア」終了 御礼

10月16・17・18日
3日間とも大勢のお客様がご来籠頂き有難うございました。             
         
深く御礼申し上げます。


当店は釜、風炉合わせて折紙付の芦屋釜20点の展示でした。





1,2年の内に50点ほどで芦屋釜の展覧会」を銀座店で予定しております。
またご案内致しますのでどうぞお出かけ下さい。
| 古美術ささき | イベント | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
古美術ささき主催 カルチャー教室 /平成27年10月14日
先月の台風と打って変わり快晴で爽やかな秋の風ですね!
最初は有吉先生の授業からです。
伊勢物語の続きです。
業平は持てる男と言われておりますが今回はもてない男の話でした。
展示は短冊、歌切れ、色紙と盛り沢山で鎌倉、室町、江戸の何れの時代かを見分ける
方法を教えて頂きました。

後、料紙の説明や散らし書きの読み出しの解説もありました。
どこから読んで良いのやら解らない歌も多いですね。

有吉先生終了後私の時間ですが今回も前回の蒔絵の続きで最後の仕上げの過程です。
一通り工程の説明を聞きいよいよ実践です。



 
軸の先につけた鯛牙、瑪瑙、犬歯等を使用して金を蒔いたところを丁寧に磨きます。
この作業で初めて金が光ります。
自分で磨き上げるとまた格別ですね!
それぞれ思い思いの作品が仕上がりました。




豊平江都先生にはいろいろとご苦労を掛けました。
又の機会よろしくお願い致します。

 
当店主催のカルチャーは1,8月を除く第二水曜日の1時15分より4時15分までです。
受講ご希望の方は当店までメール、電話にてご連絡いただければ幸いです 。
TEL:03-5524-3324 銀座店

                     
              http://www.kobijutsu.ne.jp/school_culture.php
古美術ささき http://www.kobijutsu.ne.jp/

 
 
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 14:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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