一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(北沢本店・銀座店)

北沢店:03-5738-8331
銀座店:03-5524-3324

http://www.kobijutsu.ne.jp/
青竹
毎年暮れになりますと青竹を求めます。
以前は横浜のお客様の山に取りに行っておりましたがその山も公園になり現在は近所の竹屋さんから求めております。
その竹を一重切に加工します。代沢店・銀座店と自宅用は一対で門松用に全部で4本作ります。
青竹ですので加工は簡単で1時間もかかりません。

  この花入れに松(輪飾りを掛けます)
  ・梅・蘭・菊・千両・水仙・を入れます。
  花入れの竹と合わせて松竹梅 と四君子(梅竹蘭菊)になります。
























2015年も災害のない平和で良い年になりますよう、お客様と良いご縁が出来ますように祈っております。
| 古美術ささき | - | 12:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成26年 12月 NHK 町田カルチャー教室
今年の暮れは寒波の到来で寒い日々が続いております。
 
今月の1点目です。

 


毎回お持ちいただいている金属工芸のスペシャリストのUさんです。
服部仁郎作の「座した女」昭和32年作のブロンズ作品です。
重さ10キロ以上はある大型作品です。
相当数お持ちで家の中所狭しと飾って楽しんでいるとの事です。
 
2点目です

 


清水六兵衛作の「掛分花入」です。
使いやすい寸法で活けやすく出来ております。
代々の清水六兵衛のお話をしました。
 
3点目です

 


五十代 明珍宗之作の自在置物「海老」です。
銅製の作品です。6万円でお求めとの事最近は値上がりして高くなっております。
明珍家の鉄の古い作品は近年とても貴重で高額になり特に欧米で人気があります。
日本のオークションでも3000万円で取引された作品もございます。
 
 
四点目です。




 

使いやすい大きさの白磁に金彩の皿です。
裏のマークからオールドノリタケで1911年から1921年にかけて海外向け(主にアメリカ)に製作された食器です。
古さを感じさせないで現代でも十分に使用できる皿です。金が盛り上がり綺麗ですね。
新し いものもよろしいですが少し古いアンティークも生活に潤いを与えてくれます。
 
今月の持参の一品は「恩賜の懐中時計」です。
ウォルサム製の銀製で旧帝大か陸海軍学校のトップが皇族より御下賜いただく貴重な時計です。
百年は経ておりますがカチカチと現役で作動しております。
今月は時間がありましたのでアートフェアーのカタログ掲載品の解説をしました。
今年もありがとうございました。来月は講師の都合により第3週目の水曜日に変更になります。
 
来年も鑑定品お待ちいたしております。
 
当カルチャーは毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHK町田教室で開講しております。
品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。 
みんなで楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定したい品がある方もどうぞお出かけください。いつからでも入会出来ます。

 
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階 
TEL
: 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html

 

 
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
古美術ささき主催 カルチャー教室 平成26年12月 10周年記念
今月は納会です。
有吉先生の米寿のお祝いとカルチャー10周年を兼ねての展示と食事会です。


 
場所は椿山荘のタワー館10階です。
眼下には三重の塔がある紅葉の庭園が一望に見えます。
有吉先生の展示は豪華な江戸時代の蒔絵の箱の中より江戸時代の百人一首や伊勢物語歌留多等8種類を豆かるたから大きさを変え箱と一緒に展示、また木版の双六(すごろく)6枚と錦絵多数を展示の上、解説くださいました。


 
私は米寿に合わせてお目出度い品を展示しました。
熨斗押さえ2種(仁清写し扇面形、八田円 斎・宣徳銅、座り鶴)と鶴の羽箒(小堀宗中和歌入り)、堆朱扇面形香合、遠州好み玉香合、加賀前田家伝来写し鶴蓋置、犀角の杯の7種類を展示解説いたしました。
この犀角は乾杯の時に使用していただき有吉先生の長寿を願いました。
ご存知のように犀角は古くより薬として珍重され、その杯でいただくと長寿になるといわれております。
展示と解説の後はゆっくりと見ていただきました。

その後は食事です。
有吉先生にお言葉を頂き、小堀宗園家元に乾杯のご挨拶をしていただき食事を頂きました。
いつもは和食でしたが今回はフランス料理のコースでした。
最後に恒例の福引をして終了です。
今年もカルチャーの1年が過ぎ、振り返るとあっという間に10年でした。
皆様ありがとうございました。

当店主催のカルチャーは1,8月を除く第二水曜日の1時15分より4時15分までです。
受講ご希望の方は当店までご連絡いただければ幸いです 。
http://www.kobijutsu.ne.jp/school_culture.php
 

 
 
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成26年 11月 NHK 町田カルチャー教室
生憎の冷たい雨が降っております。

今月の1点目です。

   今年9月にお持ちになられた赤サンゴですが宝石鑑定に出されて結果が出ました。
   思った通りサンゴではなく「ドロマイト」という石灰石の白い鉱石です。
   それを赤く着色したものでした。
   以前高知を旅行した折に親戚の方がお求めになられたとの事でした。残念!でした。
  
   画像の右は本物で左がドロマイトです。


 


 
2点目です。

   蓮田修吾郎作の朧銀(ろうぎん、おぼろぎん)一輪生です。
   シャープな造形が特徴の文化 勲章作家です。
   朧銀は銅に4分の1銀を入れた合金で、渋い色合いを醸し出します。



























3点目です。


 
松竹梅文の油壷です。明治から大正にかけて製作したと思われます。
油壷とは(髪油などの)油を入れておく小型の壷で戦前ぐらいまで使用されておりました。
油壷の歴史をお話しいました。



4点目は春屋宗園「偈書」の掛軸です。

   藤井誡堂老師の箱書がございますが筆跡から推察すると真贋が難しく思えます。
   その根拠をお話ししました。
  
 春屋宗園は(安土桃山・江戸前期の臨済宗の僧。大徳寺百十一世。
  
 春屋は道号、宗園は法諱、別号に一黙子。
  
 大徳寺百二世江隠宗顕に参じ、江隠示寂後、古渓宗陳と共に笑嶺宗訴に参じ、永禄12年大徳寺に出世開堂。
  
 津田宗及・今井宗久・千利休らと親交。利休の孫宗旦を弟子とする。
  
 後陽成天皇の勅問に答えること数度、大宝円鑑国師を特賜される。
  
 慶長16年(1611)寂、83才。) 
   真作は数が非常に少なく良い品は高額です。












  5点目です。
  
 武者小路実篤の魚図です。
   実篤は花や野菜の絵は多くありますが魚は少ないですね。
   鱸でしょうか?
   晩年の作ではなく中年の作ですが良い作品ですね。




  








   来月も鑑定品お待ちいたしております。
  










今月の私の1品は百万塔を持参しました。
塔と中に納められている世界最古の印刷物、自心印陀羅尼経を見ていただきました。
百万塔は天平宝字8年(764)におこった恵美押勝(えみのおしかつ)(藤原仲麻呂)の乱後の動乱を鎮めるため称徳天皇によって発願され、宝亀元年(770)に完成した100万基の小塔である。当初は大安寺や東大寺など十大寺に10 万基づつ安置されたが、現在は法隆寺に伝来した4万数千基が残るにすぎず、それらも多くが寺外に所蔵されている
百万塔におさめられた陀羅尼。無垢浄光大陀羅尼経の相輪・自心・根本・六度の四種の陀羅尼を銅版または木版で印刷したものがほとんどで,現存する世界最古の印刷物といわれる
当カルチャーは毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHK町田教室で開講しております。
品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。 
みんなで楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定したい品がある方もどうぞお出かけください。いつからでも入会出来ます。

【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階 
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 14:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
古美術ささき主催 カルチャー教室 平成26年11月
毎月第二水曜日に開講している当店主催の講座です。
有吉先生の伊勢物語の読みと解説に続いて貴重な室町時代の勅撰集切と連歌懐紙、慶長頃の1首和歌と2首和歌切の展示と解説です。

引き続き私の講座です。
今月は遠州好みの茶器(棗)5点を持参しました。
時代は江戸初期頃〜昭和初期の品です。
私が解説しながら皆様に1点1点手に取ってご覧いただきました。
いつもそうですが実際に品を手に取って拝見しないことには物の本質が解りにくいと思うからです。
質感や量感、感覚は手に取らないことには解りません。
時代の説明、作者の説明、好みの説明をいたしました。

当店主催のカルチャーは1,8月を除く第二水曜日の1時15分より4時15分までです。
受講ご希望の方は当店までご連絡いただければ幸いです 。
| 古美術ささき | - | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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