26年初めてのカルチャーです。今年も宜しくお願いいたします。
寒い日が続いておりますね。
今月の1点目です。
箱書きに「鋳銅製・七面鳥」 蓋裏に「一雅」と入っております。沼田一雅という明治から昭和にかけての彫刻家です。
造形的にも優れ、目の鋭い眼光はレベルの高さを示しております。
存在感ある作品ですね。
2点目は「紫檀・黒壇、角盆2枚」です。
近年特に紫檀は貴重品で中国の方が買い占めしているほどです。
紫檀・黒壇の見分け方をレクチャー
なかなか本物の紫檀は無く、比較してみていただくにはとても良い教材です。
3点目はオランダの小さな陶器と包紙にエジプト紀元前後と書いてあるガラス瓶です。
オランダの陶器は牙蓋が付きおそらく振出として使用されたと思います。
ガラスは発掘品ですが真贋は大変難しくこの分野の専門家でないと解りません。
4点目は青磁の小さな香炉です。
和物ですが小さくて可愛いですね。
あとは南京染付の墨床です。文房具の小物で墨をのせるのに使用します。
私が教えている小堀遠州流はこの墨床を蓋置きに使用するお点前がございます。
もう1点は高取焼の徳利で江戸時代の優品です。この徳利と唐津か粉引きの盃でいっぱい呑みたいですね。
今月持参の一品は酒井抱一作の百人一首です。上等な絵具を使用して細密に描いた作品です。
歌留多の成立と種類をお話いたしました。
また来月鑑定品お待ちいたしております。
このカルチャーは毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHK町田教室で開講しております。
品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。
みんなで楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定したい品がある方もどうぞお出かけください。
途中に入会も出来ます。
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17
ミーナ町田8階
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html