今年は桜も開花せず冷たい雨が降っております。
一樹庵 東京席
益田鈍翁ゆかりのお道具を多く取りそろえた趣向です。
花は八角蓮で黄瀬戸立鼓です。
閑中庵 名古屋席
美しい料紙の石山切で大谷尊由愛蔵品です。
花は牡丹で青磁鳳凰耳です。
弘仁亭 藤田美術館
床は法隆寺金堂天蓋天人像で仏教美術を取り合わせております。
花は蓮の花びらを古材の板に2枚散らせております。
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不昧軒、濃茶席 鎮信流宗家 松浦宏月
艸雷庵、薄茶席 石州流伊佐派 磯野宗明
月窓軒、薄茶席 御家流宗家 安藤綾冠
牡丹の間 濃茶席 小堀遠州流 小堀宗圓
天候にも恵まれ暖かな日で桜が綻びかけていました。
私は牡丹の間の家元席のお手伝いです。
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今月の1点目です。
柿右衛門の向付けです。
縁が五弁の花形で花鳥絵が美しい色絵で描かれております。
製作年代は17世紀の終わりごろですね。
2点目です。
古い時代の懐中時計です。
外側は18金で鎖も22金と豪華です。
形見で頂いたとのことです。
3点目です。
古い時代の桶の建水です。
江戸時代の品で箱の見出しには鈍翁所持と書いてあります。
箱に鈍翁の書付があれば茶会で使用できますね。
4点目です。
湯冷ましと煎茶椀3個です。
見込みに馬の絵が描いてあり、高台内にも「相馬」と印が捺されているので福島の大堀相馬焼とわかります。
相馬焼には相馬駒焼と大堀相馬焼がございます。
震災で多大な被害が出ました。
特に相馬駒焼は震災により窯が壊れ、その後15代目田代清治右衛門氏が他界されてしまい後継者もいなかったため現在では生産自体が行われておりません。
5点目です。
キリムとインドのネックレスです。
キリムは100年ほど経た品で良い状態です。
大きいキリムから端を切り取り縁を付けたと持ち主の方のお話です。
ネックレスはインドのお土産で頂いたとのことです。
古いビーズが使用されております。
6点目です。
「ギヤマン縁金 模様入り十角長足付コップ」と見出しに書いてあります。
150年ほど経たヨーロッパで製作されたグラスです。
十角にカットされ金彩が施された上等なグラスです。
見出しの張り札で元の持ち主の家がわかります。
7点目です。
日本地図が描かれた角徳利です。
残念ながら現代のイミテーションです。
本物なら珍品ですね。
8点目です。
茶碗2点です。
時代は2点ともありますが残念ながら産地は断定できません。
なまこ釉薬の茶碗は使いやすそうですね。
私の持参の1点は中国明時代に作られた青磁の花瓶です。
日本では七官青磁と呼ばれております。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHKカルチャー町田教室で
開講しております。品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。
皆様で、楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
古美術ささき 佐々木 一
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寒中の趣向ですが本日20日は24度の記録的暖かさです。
お祝いの道具組みからは故郷の金沢への強い郷土愛であふれております。
懐石もお手製で美味しく頂き楽しく笑いの絶えない楽しい茶事でした。
お疲れさまでした。
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三月一杯は飾っておりますのでどうぞお越しください。
今日は冬型の寒い日です。
今月の1点目です。
一行書の掛軸です。
総持寺の梅田信隆管長です。
書は「杓底一残水」で良いお言葉ですね。
自分のことだけ考えるのでは無く他者を
思いやる心も大切にしましょうという語です。
2点目です。
茶入と小皿です。
茶入れは京焼の桶谷定一の肩衝茶入です。
小皿は江戸末頃で可愛い兎が染付で描かれております。
3点目です。
康徳大典記念章と大礼使徽章で2点とも数が少なく貴重ですね。
共箱も揃っております。
朱盃は数があります。
4点目です。
小形の昭和初期頃の三段重です。
手描きで絵付けしてあり小形で使用するには良いですね。
盃はすみだ川と裏に書いてあり見込みには都鳥の画が描かれております。
明治から大正頃でしょうか。人気があります。
5点目です。
萩焼の茶碗です。
十三代 坂田泥華の茶碗です。
萩焼は使い込むほど良い味わいとなります。
6点目です。
徳利2点です。
1点は口が変わっていて数少ないですね。
時代もあります。
7点目です。
高麗青磁八角象嵌鉢です。
八面に白の象嵌が施されております。
大きさも10?ほどで使うには良いですね。
8点目です。
1660年頃の青釉薬の陽刻鶴文皿です。
とても珍しい品ですね。
文様は型に押し付けて付けております。
9点目です。
古い将棋のセットです。
盤は欅、駒台は榧(かや)と桑です。
10点目です。
陶磁器三点です。
明治九谷の赤絵の鉢と幕末頃の一部に青磁釉薬が掛かった染付皿です。
木曽の奈良井宿で求めたとのことです。
持参の1点は昭憲皇太后御遺物の犬御置物で大正三年六月七日に拝領した品です。
毛並みまで再現された玉眼入りのかわいい犬の置物です。
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令和6年1月21日小堀遠州流初釜が例年通り第3日曜日に帝国ホテル4階東光庵で催されました。
四畳半の東光庵は濃茶席です。
今年は東光庵でお菓子をお召し上がり頂き呈茶をさせていただきました。
私は一日説明させて頂きました。
引き続き月歩の間で家元嗣による薄茶での呈茶です。
最後に福引があり一番の盛り上がりです。
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今年は1日から未曽有の災害があり深くお見舞い申し上げます。
朝は多摩川の河川敷でどんと焼きがございますのでお飾りを持っていきました。
銀座店内茶室「江楽庵」で11時よりKさんの炭手前です。
炭点前終了後に今年も銀座アスター本店にて会食です。
会食後茶室に戻り袋茶碗でのお点前で濃茶です。
今年から3人様分点ててお出ししました。
薄茶はS氏とI氏です。
最後に恒例の福引です。
これから良い年になるよう願っております。
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今年は年の瀬も暖かな日が続いております。
今月の1点目です。
掛軸です。
画は小林立堂で題名は「早春」梅竹と鶯が描かれております。
川合玉堂門下で山水画が得意ですね。
正月から早春にかけてよろしいですね。
2点目です。
鍔3点です。
2点が現代の写し物で1点が江戸時代の鍔です。
3点目です。
飛騨春慶塗の足付三段重です。
なかなか見ごたえのある作品です。
1段づつ足が付いており重ねると見事に納まります。
4点目です。
白磁の皿です。
これは李朝末期の台皿です。
修理がありますが楽しめる1品です。
5点目です。
今井政之作の象嵌輪彩香炉です。
三色の色で象嵌されております。
苔泥彩とよばれる独特の技法を生みだし現代陶芸界に独自の領域を開拓。
花や魚の模様を象嵌する技法の第一人者として知られ、海外でも高い評価を受けており文化勲章作家です。
6点目です。
野弁当です。
御馳走を詰めお酒を入れて花見に良いですね。
明治頃の作です。
7点目です。
白磁の小皿です。
箱書きには平戸焼と書いてありますが
柿右衛門白磁の鷺型小皿です。
良い状態で鷺が舞っているようですね。
8点目です。
三浦常山作の盃です。
大正頃の作で未使用です。
見込みにお福さん裏に鬼が浮き出ています。
土は佐渡の鉄分の多い赤い土です。
9点目です。
九谷焼の10センチほどの小瓶です。
大正頃の作で赤絵の花鳥文と裏は細字で側面は青粒文です。
10点目です。
染付の雲龍文の壺です。
一見すると李朝末期の壺に見えますが残念ながら近代の作です。
丁度来年の干支が辰ですから良いですね。
11点目です。
小さな染付の小皿です。
時代もあり近年人気の小皿です。
繊細な染付が施されております。
持参の1点は松竹梅真秋絵の箱に納められている百人一首です。
色々な百人一首の違いを話しました。
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置いてある燭台は桜の透かしが入り蝋燭の長さにより桜の見え方が違ってきます。
お菓子は「一葉」で葉の上に霜が降りているのが見事ですね。
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台子の総飾り長盆漢作茶入、相伴茶碗付のお点前になります。
このお点前から茶筅置き茶碗を使用します。
独特な形の茶碗です。
一礼した後茶筅置き茶碗を持ち出してのお点前です。
天目で点てたお茶を遠州公の寿像にお供えして一礼。
その後相伴茶碗で一服と進みます。
遠州公の寿像は代々の家元が画と春屋宗園の賛を揮毫しております。
この軸は先代宗通家元の画賛です。
皆具は遠州好唐銅皆具で大西浄長作で杓立の火箸は遠州好の針形です。
風炉は筑前芦屋です。
無事に終了おめでとうございます。
次はいよいよ師範ですね!
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北
]]>東美アートフェアの作品解説に続き
本日の1点目です。
備前の茶碗と萩焼の花瓶です。
備前の茶碗は金重道明です。
父は名工で人間国宝の金重陶陽です。
未使用で良い出来です。
萩焼は12代田原陶兵衛です。
12代田原陶兵衛も名工ですね。
耳付きで御本(鹿背)も出でて美しいですね。
2点目です。
湯沸かしと磁器4点です。
湯沸かしは銅に錫風のメッキを施した品で100年ほど経ております。
手前の1点は清朝の作で良い品ですね。
3点目です。
刷毛目の茶碗とカップ&ソーサーです。
刷毛目の茶碗は古い品ですが残念ながら正確な産地が不明です。
鉄分の多い土を使用しており見事な刷毛目を廻らせております。
カップ&ソーサーは若いときの井上萬二作です。
青白磁で製作しております。
4点目です。
大盆と長盆です。
大盆は欅の刳り貫きで製作されております。
長盆は松材を使用しております。
良い味わいになっております。
5点目です。
壷と小皿です。
壷は時代はそこそこございますが産地が特定できません。
轆轤目が美しいですね
花を活けても、蓋を製作して水指にも良いですね。
小皿は発掘ですが唐津です。
高台が三日月高台です。
6点目です。
ぐい呑みです。
再興九谷の吉田屋製です。
外側はストライプで内側に絵がある手の込んで作品です。
元は「のぞき」ですが酒器に使える数少ない品です。
7点目です。
徳利です。
李朝の黒高麗徳利と言われている酒器です。
マットな味わいが良いですね。
大きさも良く二合から三合入りそうですね。
持参の1点は蛤型の花の宴蒔絵の蓋物で明治天皇の遺物で拝領品です。
状態も良く蒔絵も素晴らしい合子です。
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マンションのお住まいを全面リフォームして茶席を設えました。
マンションと思えない佇まいです。
「清楽庵」の濡れ額が掛かり三畳のお席です。
炭点前から始まり懐石、中立ちの後濃茶、薄茶と続き十分に堪能させて頂きました。
これから何回も席開きをしていく予定ですのでお楽しみの為に画像は割愛させて頂きます。
]]>
ようやく秋の気配が感じる頃となりました。
今月の1点目です。
煎茶に使用する器局です。
材は玉椿材と書いて鼠黐(ネズミモチ)です。
作は指物師春斎で良い出来です。
2点目
トンボ玉です。
トンボ玉も世界各地で古来より製作されており産地は分かりませんが古い作です。
色々なアクセサリーに使用できますね。
3点目です。
白磁の皿3点です。
陽刻で文様が入り、縁には鉄釉薬が施されて全体を引き締めております。
時代は江戸中期から後期です。
4点目です。
九谷舟形皿です。
青粒がびっしりと施され繊細な絵付けがされております。
時代は大正から昭和初期です。
5点目です。
染付小皿3点です。
初期伊万里、九谷八角盃 四方皿です。
時代の江戸初期から中期です。
6点目です。
11代 三輪休雪作の茶碗です。
やや大振りで使用しやすい茶碗です。
後に寿雪と隠居銘になりました。
鬼萩で有名ですね。
7点目です。
九谷の赤絵の大皿です。
獅子牡丹図が繊細で丁寧に描かれております。
大きさもあり見ごたえがございます。
8点目です。
お椀とそば猪口です。
お椀は琳派の文様が金で蒔絵されております。
時代はそば猪口も同じで幕末頃です。
持参の1点はコプト織2点です。
4世紀頃の製作で文様が美しいです。
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その折お客様から珍しいおこぜ料理があると聞いて早速電話予約して行って来ました。
思案橋にあり、鰧(おこぜ)専門料理店。
おこぜの刺身、煮物、天ぷらまで珍しい味わい。 淡白な味の身の魚です。
刺身はぷりぷりで味わい深く頭はしばらく動いていました。
この日最後のおこぜで、明日は入荷が無いのでお休みとの事。
近年漁獲が減ってきているとのことです。
おこぜ魚料理の専門店は日本でここだけだそうです。
活けのおこぜは以前唐津で食べた以来で、食べれて良かったーーー。
次の日に崇福寺と長崎歴史文化博物館のシーボルト展と常設展を見て帰京。
多くの方々にご来場いただきましてありがとうございました。
お買い上げいただきましたお客様心より感謝申し上げます。
12月今年最後の「東美正札会」も開催いたします。
次回ご案内いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
「古今人形展」
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会期 10月13日(金)10月14日(土)10月15(日)
時間 10時〜19時 10時〜18時 10時〜17時
https://toobi.co.jp/artfair#outlineOfTheEvent
当店は古今人形を出展いたします。
入場券のお持ちでない方は1F受付にて
「古美術 ささき」とお呼び出しください。
ご来場お待ちしております。
平田 強陽 作 児戯の三笑
首振り嵯峨人形 (江戸中期頃)
9月24日 東京美術俱楽部にて第497回東茶会が催されました。
先代宗通、当代宗圓、家元嗣も釜を掛けており長年続いている格式ある会です。
私は薄茶席で花の間の担当の席主です。
天候にも恵まれ400名のお客様で1席50名様で8回です。
お客様は濃茶席、薄茶席と回り最後にお凌ぎで今回は三友居です。
ご来会のお客様有難うございました。
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鎌倉、英勝寺茶室にて久し振りに松籟会全国研修会が催されました。
10月なのに30度を超える暑さです。
広間3席、小間1席を使用して大寄せ茶会を催すにあたっての研修です。
各々茶会が開催出来るとお茶の楽しさが倍増しますね。
暑さの中お疲れさまでした。
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横浜市旭区の橘楽庵にて佐々木社中の横山宗文、清水宗孝、小林宗穂、古部宗泉、児島宗雪の五名
により師範披露茶事が家元ご家族4名とご親戚と私(佐々木宗弌)を招かれ行われました。
師範を頂いてから相当年月が経つ方から2年前の方まで色々です。
旧暦の七夕の趣向です。
寄付きには江戸時代の角盥に梶の葉を浮かべております。
鳴り物はアンティークのオルゴールです。
路地から蹲を使用して席入りです。
床と点前座を拝見の後、懐石です。
懐石終了後清水宗孝による炭点前
お菓子(寒天と小豆による天の川)を頂き中立。
銅鑼にて席入り
花はむくげ、たで 烏瓜
寄付きで書いた短冊札を笹につるしてあります。
濃茶は古部宗泉
薄茶は児島宗雪
お道具も5名による持ち寄りです。
懐石、濃茶、薄茶共美味しく頂きました。
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本日の1点目です。
丹波焼の朝倉山椒と彫られている壺です。
本歌は江戸初期に名産の山椒を将軍家献上の為に製作された丹波の壺です。
人気があるために江戸時代から現代まで写し物が多々製作されております。
蓋が付き水指にも使用できるようになっております。
残念ながらこの壺も近代の写し物です。
殆ど本歌を見ることはないですね。
2点目です。
17世紀末の柿右衛門作の皿です。
色絵で唐草が全面に描かれております。
裏側の縁にも文様が描かれております。
良い皿ですね。
3点目です。
唐銅の燭台4点です。
大きなお仏壇用です。
1点づつお持ちになられましたが一対(2点)で揃っているとのことです。
唐金に精巧な彫金が施されております。
4点目です。
キンマの香合と蓋物です。
香合は日本の讃岐産です。
落とし蓋になっているのはビルマ産で近代の作です。
ビルマと日本のキンマの製作方法の違い等を話しました。
5点目です。
李朝の小皿です。
粉引釉が掛り使用により変化しております。
6点目です。
竿秤と12代柿右衛門徳利と盃、印判のお神酒徳利、
薩摩焼小瓶と徳利、九谷盃です。
7点目です。
徳利と盃です。
徳利は口に呼継がございますが秋草文が染付で描かれた時代の作です。
盃は残念ながらどこの作かは断定できません。
今月の持参の1点は石黒宗麿作の梅華皮茶碗です。
梅華皮は「かいらぎ」と読み井戸茶碗の高台付近に出る釉薬の変化です。
石黒宗麿の作品は独特のフォルムで見慣れると箱が無くても解ります。
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今回から受講者の方の人数が30名になり一番大きな部屋に引っ越しとなりました。
本日の1点目です。
京都の人形店 12世 伊東久重作の人形です。
京都の伊東家は江戸時代中期享保年間(1716〜1735)から続く、御所人形制作を家業とする家筋です。明和四年(1767)には後桜町天皇より「伊東久重」の名を拝領。
京都は他に丸平さんや田中彌さん等江戸時代より続く人形の名店がございます。
2点目です。
新羅の小壷です。
耳が付いてかわいい出来ですね。
雰囲気の良い作です。
3点目です。
柿本人麿の木彫像と香合です。
人麿像は江戸時代はあり頭が取り外しできる構造です。
木が良い味わいになっております。
香合は法隆寺の古材で佐伯良謙貫主が箱書きを認めております。
底に斑鳩寺の焼印が押されております。
4点目です。
チョコ4点です。
柿右衛門3点に古伊万里1点です。
古伊万里を持参くださり柿右衛門との微妙な色の違いを見て頂きました。
5点目です。
鉢です。
すんころくと思われます。
お求めになられた方も蚤の市でそういわれてお求めになられたそうです。
日本では柿香合が有名ですね。
スンコロク(宋胡録)は14〜15世紀 タイ中北部 のスワンカローク産の古陶磁器の総称。
桃山時代から江戸初期に灰釉・鉄絵の蓋物 などが輸入され,茶器として用いられております。
6点目です。
染付台鉢とその他です。
染付台鉢は明治頃の瀬戸と思われます。
良い絵付けで丸文の中に草花や風景、吉祥文が描かれております。
色々とご使用できます。
あと二点は現代の水滴と平皿です。
7点目です。
染付の大皿と色絵のチョコです。
大皿は幕末頃の伊万里で丁寧な絵付けです。
ニュウが1本あるのが残念ですがご使用にも飾りにも良いですね。
チョコは残念ながら現代の写しです。
8点目です。
画帳と香合と竹の花入れです。
画帳は昭和初期頃で色々な日本画の作者が描いております。
香合は唐木で螺鈿と鼈甲が象嵌されております。
残念ながら鼈甲が欠損しておりますが修復は可能です。
竹の一重切は背面に銘と作者の花押が入った良品ですが残念ながら作者不詳です。
箱があれば判明したかも知れません。
幕末頃の作で割れもなく良く残っておりましたね。
今月の持参の1点は明時代の堆朱の香合で大変珍しい紅花緑葉です。
堆朱の層の中に緑を入れそこまで彫ると緑が出てきます。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHKカルチャー
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花入れはお中元に頂いた和久傳の蓮根餅が入っていた入れ物です。
落としはタイの銀器で花止めは三つ人形です。
花は虎の尾、傍菜、釣舟草、シモツケ、松虫草です。
本日の1点目です。
堆朱2点と玉1点です。
堆朱は残念ながら古い時代の作ではなく近年の作です。
漆の層はございますが残念ながら作りものです。
石の香合は中国の玉で出来た良い品です。
2点目です。
木魚と板木です。
板木(ばんぎ)は、玄関脇や露地腰掛に吊り下げ、到着や連客の揃ったことを知らせるための木製の板です。本来は寺院で用いる鳴物(ならしもの)の一種で、ふつう僧侶の日常的な諸作法の合図として用いられます。木魚はお経の時に使用する仏具です。両方とも欅で出来ております。
3点目です。
青銅爵形の花入れです。
作は 村田宏(喜泉)で高岡銅器の作家です。
良く出来ております。
4点目です。
李朝水滴3個です。
比較的小さな水滴です。
白色のが良いですね。
5点目です。
染付のボウルと小花入れです。
染付はオランダの転写版による染付でオランダとイギリスで製作されております。
当店でも茶碗として使用しております。
小さな花入れは煎茶道具としても花入れとしても線香立てとしても多用途にご使用できる瓶です。
残念ながら産地は不明です。
6点目です。
古染小碗です。明末の頃の作で口には虫食いがございます。
日本の文人はこれを愛で煎茶道具として使用してきました。
玉露碗としてよろしいですね。
7点目です。
楽茶碗です。
残念ながら箱書き、箱とも良くない品です。
8点目です。
蕎麦猪口2点です。
江戸後期と江戸末です。
そば猪口は絵付けもいろいろと変化があり形も時代により違いますので収集しやすいですね。
9点目です。
象牙の帯留めです。
薔薇の文様を彫り上げております。
現代ではブローチにもペンダントトップとしてもご使用できるようになっております。
10点目です。
黄瀬戸の香合と盃です。
黄瀬戸はそう古い品ではございませんが利斎の桐箱に納められております。
無地箱ですが良い箱です。
今月の持参の1点は時代の櫛4点です。
象牙の大櫛、鼈甲地に蒔絵3点です。
明治から昭和初期にかけて製作された品です。
時代により形が変化します。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHKカルチャー
町田教室で開講しております。品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら
骨董品の見る目を養います。
皆様で、楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
古美術ささき 佐々木 一
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奥伝から台子の総飾りになります。
遠州好の朱の掻き合わせ塗の大円盆に天目台に天目、茶筅、象牙茶杓、唐物茶入を乗せておきます。
一礼した後、角盆を持ち出してのお点前です。
天目で点てたのち遠州公の寿像にお供えして一礼。
その後相伴茶碗で一服と進みます。
皆具は遠州好唐銅皆具で大西浄長作です。
杓立の火箸は遠州好の針形です。
風炉は筑前芦屋です。
花はネジバナとしもつけです。
無事に終了して目出度し目出度しです。
おめでとうございます。
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利休草と姫百合です。
清楚な佇まいですね!
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11時より茶会です。
当、佐々木社中は家元より師範者で1席如何ですかとのお話で師範5人での師範披露席を濃茶で月窓軒にて受け持たせて頂きました。
お道具もほとんどが5人での持ち寄りです。
もちろんお菓子もお茶も色々と試食試飲して選びます。
お点前と後見は5人でローテーションです。
後見はお道具の説明も致しますのでしっかりと覚えなくてはいけません。
お茶事は各自催しても水屋道具から表道具まで何から何まで自分たちで用意をしての大寄せ
茶会ははじめてですから良い経験になりますね。
花は「山ぼうし 山紫陽花 燕尾せんのう 破れ傘」です。
それぞれに良い経験になり一段とステップアップできたと思っております。
お茶はいくつになっても出来る老いの友ですね。
お疲れさまでした。
濃茶席 月窓軒
主 佐々木宗弌社中師範披露
横山宗文 清水宗孝 小林宗穂 古部宗泉 児島宗雪
床 富士画賛 画 狩野寿信 賛 小堀政安
花 山ぼうし 山紫陽花 燕尾せんのう 破れ傘
花入 古銅 饕餮紋 小堀宗圓箱書
香合 沢蟹蒔絵 豊平翠香作
書院 三十六人歌合 野宮野宮定逸御息女筆
忍草蒔絵矢立
枇杷床 遠州好 古銅向獅子香炉
蒔絵鏡箱 白銅鏡入
紫陽花蒔絵鼓箱
釜 切掛 七代 大西浄玄作 浄中極
風炉 唐銅欄干 伊予芦屋 長野烈極
風炉先 宗圓好 孤篷庵好忘筌席唐紙張 小堀宗圓箱
棚 遠州好 糸巻棚
水指 色絵四方 宣徳年製写
茶入 高取 瓢形 味楽作 小堀宗圓箱書
茶碗 御本 銘「松影」 小堀宗本箱
替 古朝日 銘「緑陰」
替 鳴海織部 渦文
替 古曽部刷毛目
茶杓 銘 「碧渓」 小堀宗圓筒箱書 佐々木宗弌作
建水 遠州好 曲
蓋置 七宝 小堀宗通箱
水次 時代 紫陽花花渡金
御茶 星授 星野園詰
菓子 青梅 東宮製
菓子器 鮑皿 小代焼
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本日は爽やかな天候です。
本日の1点目です。
小振りなガラス飾壺で岩田久利作です。
何色ものガラスを使用して美しい色合いを出しております。
2点目です。
木彫の鴨で古い時代の奠雁(てんがん)です。
奠雁(てんがん)は李朝時代、結婚したカップルが永年にわたって夫婦関係を保てるように一対で送られた木彫の雁です。
2点とも愛らしいですね。
3点目です。
萩茶碗です。
江戸時代の古い箱に納められております。
呉器形とあるように形が朝鮮の呉器に近くなっております。
時代は江戸後期ぐらいでしょうか。
4点目です。
大きな飾り用の墨壷です。
欅の一木で製作しております。
鶴亀の彫も丁寧ですね。
5点目です。
染付の小皿3点です。
現代では写しが制作されておりますが幕末頃の蛸唐草、みじん唐草、秋草図です。
それぞれに味わいがあり可愛いですね。
食卓が華やぎます。
6点目です。
そば猪口2点です。
時代は幕末頃ですが絵が伸びやかで使用には良いですね。
今は安くなっておりますので買い時かもしれませんね。
7点目です。
北宋時代の青磁の碗です。
小山富士夫の鑑定が付いております。
1000年ほど前の古い時代の作ですがキズもなく良い状態です。
8点目です。
色絵の蓋物です。
江戸末頃の伊万里で製作された碗で内側にも絵が入り十二支が文字で描かれております。
金彩も施されて豪華な作となっております。
今月の持参の1点は三十六人歌合せです。
小振りな巻子本(巻物)で鳥の子紙に金泥で絵を描き金銀の切箔を置いております。
この料紙に左と右に分けての和歌を書き優劣を競います。
江戸初期から中期にかけての女性の筆者です。
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銀座店の床です。
5月の節句に合わせました。
軸は森村宜稲の躍動感ある鍾馗図です。
花は菖蒲でお菓子は粽で5本一束で東宮製です。
京都の有名な川端道喜の粽はなかなか買いに行けませんね。
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]]>藤も終わりいよいよ菖蒲の頃となりました。
今月の1点目です。
高麗青磁雲鶴文鉢と箱書に書いてあります。
どっしりとした鉢で白の象嵌の中に所々黒が入っている手の込んだ象嵌です。
飾っても映えますね。
2点目です。
江戸中期頃の柿右衛門八角鉢です。
濁手で美しい草花文様と見込みに鳳凰が描かれております。
多用途にご使用できます。
3点目です。
織部茶碗と志野角皿です。
明治頃の作と思われますが使用により味わい深い作となっております。
織部茶碗が入っている箱は江戸時代の箱で良い箱ですね。
4点目です。
唐銅の香炉2点です。
六角形には「加州滝本石見作」と銘が刻まれております。
獅子蓋で脇に花が付いております。
丸形には「鍋長」で2点共上等な仏具のセットの中の1点です。
5点目です。
白磁の小皿とぐい呑みです。
小皿は李朝です。
使用すると良い味わいになりそうですね。
ぐい呑みは残念ながら産地を特定できません。
6点目です。
沈金総菊蒔絵碗です。
外側は溜塗で轆轤目が施されております。
内側は沈金技法で隙間なく菊紋が彫られて彫られてところに金で装飾してあります。
内外メリハリの付いた豪華な碗ですね。
7点目です。
花瓶と大香炉です。
花瓶は現代の作で底に印が捺されておりますが残念ながら作者不明です。
大香炉は中国製で「玉・ぎょく」でしたら大変な価値がございますが残念ながらイミテーションです。
今月の持参の一点は刷毛目茶碗です。
李朝初期から中期頃に製作された茶碗で小振りで平に近い形ですがとても味わい深い茶碗です。
自家用に良いですね。
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鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
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第二次世界大戦の実在の女スパイをモデルにした歴史長編サスペンスです。
ご興味のある方は是非ご一読ください。
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花は紫蘭、都忘れ、卯の花です。
季節の移り変わりが早いですね!
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その中に1席、小堀遠州流松籟会席を担当させて頂きました。
両日とも11時と1時の2回で椅子とテーブル席です。
お客様は外国人の方です。
五月の節句をメインに茶箱で藤見をする趣向です。
床は 観藤図 住吉内記廣尚画で前に紗の七宝紋の陣羽織を飾り、脇には新三十六人歌合色紙 光起画で和歌は公家が揮毫しております。
書院には六十二間筋兜を飾り御殿火鉢形の香炉を取り合わせました。
花は武蔵鐙で花器は江戸時代の長柄銚子で唐草蒔絵が施されております。
香合はインドの大理石象嵌でジャスミンの花文です。
風炉先は15代小堀宗通家元の春秋の和歌が揮毫されております。
釜は兜釜で炉縁は法隆寺の古材で面が朱漆で塗られております。
水指はセーブルで建水はタイの銀細工です。
茶箱は14代小堀宗忠の好みで茶器は八角で茶杓は象牙、茶碗は瀬戸助銘の染付と犬山焼の赤絵です。
菓子は「唐衣」東宮製を百人一首が書かれた杉板に乗せてお出ししました。
茶箱の引き出しには「なでしこ」を入れました。
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今回はコロナ禍以来初めての開催で二日間とも会員のみでの開催となりました。
初日に行きましたがほとんど待ち時間が無くスムーズに回れました。
一樹庵は濃茶で東京世話人席です。
寄り付きでお茶とお菓子を頂き炭道具の拝見です。
ほとんどが和物で揃えたとのことです。
花はダンコウバイと羽衣椿が古備前の三角手付きに入れられております。
本席の床は鎌倉時代の平治物語の断簡です。
閑中庵は濃茶で京都世話人席です。
茶入は中興名物で茶碗は遠州井戸です。
花は青磁鳳凰耳に桃と侘助椿です。
弘仁亭は薄茶で金沢世話人席です。
床は宗達の伊勢物語図色紙です。
花は青磁鯱耳に牡丹です。
水指は染付形物の桜川で数が少ないですね。
茶器は車前草蒔絵で車前草は「おおばこ」の事です。
前田家伝来で利休棗二ツ入の内です。
弁当は吉兆製です。
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今年暖かな日が続き桜の開花が早くもう咲き誇っております。
今月の1点目です。
沖村正康作の猫です。
師は高田博厚です。
存在感がございますね。
2点目です。
韓国高麗時代の油壷です。
内側からまだ油の匂いが漂います。
花入れに良いですね。
3点目です。
茶碗3点です。
青磁茶碗は現代の作です。
染付は内側に牡丹の花が描かれております。
産地は残念ながら特定できません。
瀬戸唐津茶碗は高台脇に「春花」と印が捺されておりますので加藤春花の作でしょうか
4点目です。
薩摩の香炉です。
銘が「薩摩、松雪」と入っておりますので本田松雪の作品です。
火屋の破損が残念ですが丁寧な良い絵付けです。
九谷の鉢です。
恵比寿大黒が描かれた大正頃の作と思われます。
銘は「九谷 上出製」と入っております。
5点目です。
瀬戸の茶入です。
箱の表には織部茶入と書いてありますが織部ではなく瀬戸と思われます。
少し古くて使用しやすい茶入です。
6点目です。
唐子の置物は箱に書いてあるように磁州窯と思われます。
白磁の盃は持参した方が影青の海上がりと話しておりました。
7点目です。
染付のちょくです。
江戸中期の藍柿右衛門の桜川です。
丁度良い季節ですね。
もう1点は志野の盃です。
昨年当店での展覧会「滝川恵美子展」でお求めになられた品です。
1年で相当変化しましたね。
今月の持参の一点は掛佛2点です。
室町時代で仏のみで板や台座の付属は付いておりません。
とても良いお顔です。
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薄茶席の担当が小堀遠州流家元嗣 小堀宗峯氏です。
東茶会は今回が初陣です。
先代宗通家元が最初に掛けたのは昭和34年です。
女性らしい華やかな雛祭りと遠州流の硯屏の手前をミックスした席です。
1席50名ほどで7席です。
床は玉舟の一行書「八角磨盤空裏走」です。
花入れは江戸初期の鼓で誰が袖蒔絵が施され貝母と福寿草が入れられております。
香合は交趾の阿古陀です。
書院には遠州流宗家5代、小堀宗香筆の伊勢物語の写本を飾り、脇床には明治天皇御下賜の御所車と花車が飾ってあり、彩りを加えております。
これは根津美術館の竹田宮様寄贈の雛飾りと同じものです。
釜は筑前芦屋の霰真形円窓梅竹文です。
炉縁は七宝文蒔絵で風炉先は熊野速玉大社国宝檜扇写です。
水指は薩摩六角透かしで各面に精巧な透かしが施されております。
硯屏は青磁の七官手で麒麟文がレリーフされております。
茶器は嵯峨棗、目張柳で茶杓は当流4代小堀宗舟作、銘「都」篷露の箱書です。
伊勢物語の都鳥のページを出してありましたのでこの茶杓の銘と合いますね。
茶碗は絵御本片身替り、阿蘭陀の花鳥文、信楽筆洗形、京薩摩の4碗です。
蓋置は李朝水滴で硯屏の点前は文房具を取り合わせた点前になります。
お菓子は大宰府藤丸製の雛遊びで古染付の段重と八角青貝の器でお出ししました。
点心は金田中です。
盛会で何よりでした。
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師範への道のりは遠くほんの一握りしか到着いたしません。11時30分席入り後、炭点前です。
終了後に懐石です。
席主がご用意したお酒は「一本義、伝心 雪」で恐竜で有名な福井県勝山にある酒造会社です。
宗号と同じで良く探しましたね。
フルーティーでやや辛口とても美味しく頂きました。
懐石終了後に仲立ち
銅鑼にて席入り濃茶、薄茶は当流の茶箱にて滞りなく終了
最近陶芸、仕服、懐石と習いに行かれております。
今回も自作の茶碗、建水、仕服を使用しております。
炭点前の羽箒も以前私の羽箒の講習会で製作した羽根です。
お稽古も休まず、お茶に真摯に向き合い意欲的で後進の指導を含め今後の活躍が楽しみですね。
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マットな冬景色の中に色が出てきてうれしいですね。
確実に季節は進んでおります。
今週の花です。
猫柳、粒菊、椿です。
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この日町田は最低気温が−4°です。
本日の1点目です。
志野の香合と小壷です。
志野の香合は作者は分かりませんが100年ほど経た作です。
小壷は高麗青磁の油壷で菊紋の象嵌が施されております。
良い状態ですね。
2点目です。
年賀状と墨台です。
年賀状は日本画の森田曠平氏で「立春大吉」です。
墨台は山口浄雄作の瓦をヒントにした銅製の軒瓦です。
「是」の字が入っております。
3点目です。
色絵金襴手の皿です。
鳳凰が舞い岩に牡丹が描かれております。
明治から大正にかけて製作された伊万里を写しております。
4点目です。
木製の葉盆2点です。
1点は蓮の葉に彫られており材は老松です。
もう1点は芭蕉の葉の形で材はお持ちの方によると父から「栂、つが」、と聞いているとのことです。
珍しいですね。二色のコントラストが美しいですね。
5点目です。
柿右衛門の急須(小ポット)です。
1680年前後の輸出品でヨーロッパで金属が付けられ流通した品です。
里帰り品ですね。
6点目です。
明治の印判の隅切り皿と幕末から明治の蕎麦猪口です。
金継ぎの練習用にお求めになられたとのことです。
金継ぎも丁寧な仕事でした。
7点目です。
高麗白磁鉢と見出しに書いてある鉢です。
李朝中期頃と思われます。
青みかかった釉薬が施されております。
8点目です。
現代の備前焼の七福神です。
作者は不明ですが表情が豊かですね。
本日の持参の1品は江戸時代の京焼の大福茶碗です。
仁清を彷彿とさせる色絵です。
大福茶は平安の頃より京都でお正月に梅干し、昆布を入れお湯を注ぎ長寿を願い飲むお茶でそれ専用の茶碗が古来より作られるようになりました。
大きさは湯呑より大きく茶碗より小さくなっております。
茶箱に仕込んでも宜しいですね。
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]]>小堀遠州流初釜が帝国ホテル4階東光庵で催されました。
東光庵は濃茶席の展観席です。
一日説明させて頂きました。
床は山城切「交友」で花入れは遠州作一重切 銘「山彦」につくばねと曙椿です。
香合は安南八角で水指は喜三郎作、朱手桶、茶入は古瀬戸真中古、二代藤四郎作、
茶杓は四代宗舟で「都」釜は飯田助左衛門で雷文平丸切子鐶付 茶碗は八代(やつしろ) 雲鶴、
建水は瀬戸金華山で十二代宗舟愛蔵の品、宗忠箱書
菓子は花びら餅で器は古萩、貝型と古伊万里、水仙です。
月歩の間でお濃茶と続き薄茶での呈茶です。
福引があり歓声が聞こえます。
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快晴に恵まれ暖かな日となりました。
銀座店内茶室「江楽庵」で11時よりKさんの炭手前です。
炭点前終了後に銀座アスター本店にて会食です。
会食後茶室に戻り袋茶碗唐物盆点でのお点前で濃茶です。
花は万年青で一果七葉でそれぞれの葉に名前が付いております。
立葉、流し葉、新葉2枚 父葉、母葉、さざれ葉です。
今年も残念ながら各服でのお召し上がりとなります。
菓子は花びら餅、東宮製で鮑形の高取です。
薄茶は昨年初伝を頂いたS氏です。
最後に福引で終了となります。
今年も1年どうぞよろしくお願いいたします。
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寒い日が続いております。
今年も早や12月28日で年の瀬となりました。
今月の1点目です。
志戸呂の水指です。
江戸時代後期に製作されたと思われる志戸呂の水指です。
志戸呂は遠州七窯の一つです。
底に「志戸呂」と銘が捺されております。
茶道具は少なくキズもなく良い状態です。
2点目です。
灰焙烙です。
箱書に雲州焼 灰焙烙と書かれております。
雲州焼は出雲焼きの事で松平不昧公とも関係がございます。
詫びた作で茶道の炭点前に使用します。
3点目です。
高麗青磁の鉢です。
修復跡が大きいですが時代もあり色と陽刻彫りの文様は美しいですね。
4点目です。
唐白磁壷です。
海上がりでしょうか
日本に入ってきている唐白磁壷ではすくない形ですね。
5点目です。
伊万里の長皿です。
時代は江戸後期です。
もう1枚は大正から昭和初期頃の皿です。
6点目です。
染付の小皿と緑釉薬の小皿です。
染付は江戸中期頃の古伊万里の皿です。
山水文で周りは瓢箪繋ぎ文で口紅を施したなかなか洒落た1品です。
裏側の銘は「金」で金銘と言われております。
緑釉薬の小皿は修復跡が大きいく発掘品ですが色が美しいですね。
7点目です。吸物椀です。
箱の蓋裏に万延と書いてありますので幕末に製作された吸物椀です。
形は伊吹形と書いてあり、椀の蓋裏には沈金で竹が描かれております。
8点目です。
丹波小肩衝茶入です。
付属の紙を見ますと昭和50年前後の東美特別展で販売された茶入です。
箱書は小堀宗通で仕服3つ備わっております。
茶入は瀬戸が90%を占めており残りが全国各地の窯の作品となっております。
形が美しく傷もなく大きさも良く使用しやすい茶入ですね。
本日の持参の1点はドーム ナンシーの スイートピー文 小扁壺です。
小品ですが出来が良く見どころ満載です。
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当代小堀遠州流家元の「円相」です。
文字は「無事」で今年も丸く収まり一年無事に過ごせました。との解釈です。
細字の耳順は60歳の事で論語の「六十にして耳順う」からきております。
花は蝋梅と椿です。
蝋梅の香りが床に漂います。
菓子は東宮製「一葉」で照葉に霜が降りております。
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小堀遠州流 茶道教室
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ここのところの冷え込みで近くの畑に霜柱が立っておりました。
日が当たるまでの短い時間キラキラと輝いております。
そういえば仙台の干菓子で「霜柱」がございます。
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]]>午前の部は小堀宗峯家元嗣による「炉台子 行 大円盆袋天目唐物茶入相伴茶碗」のお手前です。
午後の担当の私は前回同様、今回で最後の遠州好みの炭道具を持参しての講義です。
炭道具は羽箒、火箸、鐶、灰器、灰匙等、約40点を1点1点説明しながら見て頂きました。
今年度の段階別無料講習会は3回無事に終了いたしました。
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小堀遠州流 茶道教室
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]]>朝、犬の散歩時間帯に雁行しておびただしい数が上流に飛び立っていきます。
落アユの代わりの餌を探しに行くのでしょうか。
10月に催された東美アートフェアーの図録の作品解説10点を終了後に本日の鑑定品を拝見して頂きました。
今月の1点目です。
香取正彦作の朧銀製の水滴です。
造形の素晴らしいですね。
口と胴体の接合部分の細工が平安時代風の優雅さが有ります。
2点目です。
藍柿右衛門手の隅切三つ足四方鉢です。
時代は1700年前後の上手の鉢で染付で周りに花文が描かれ見込みには束ね柴が描かれております。
足も三つ足で洒落た鉢ですね。
3点目です。
青磁の小皿と中国の宋磁です。
青磁の小皿は江戸後期の鍋島で縁の文様が面白いですね。
もう1点は宋の時代の輪花碗です。
内側に陰刻が施されております。
4点目です。
柿右衛門手の色絵草文輪花皿です。
なかなかの名品です。
裏にアルファベットと数字が書かれております。
ヨーロッパのどこかの美術館の蔵品でしょうか
時代は1680年前後でしょう。
5点目です。
高麗青磁の菊花紋碗です。
発掘品でしょうか、カセや変色がございますが良い味わいとなっております。
6点目です。
芙蓉手の皿です。
古染付の芙蓉手を伊万里で写した皿で江戸後期頃の作です。
表の絵付けは丁寧ですね。
7点目です。
青貝入りの四方盆と香合です。
盆は周りは吉祥文が描かれ、見込みには人物が青貝で製作されており朱漆で風景が描かれております。
香合は蘆葉達磨図が蒔絵されております。
蘆葉の達磨はインドから中国に海を渡ったとか揚子江を少林寺に向かったとか言われている故事ございます。2点とも100年以上経た品です。
持参の1点は三輪休和作の茶入れです。
休和は十代休雪の隠居名です。
弟、十一代休雪(寿雪)の鬼萩と違い穏やかな作風が特徴です。
来月は年も押し迫ったカルチャー教室最後の日の28日です。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHKカルチャー
町田教室で開講しております。品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら
骨董品の見る目を養います。
皆様で、楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
古美術ささき 佐々木 一
https://www.kobijutsu.ne.jp/
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私もお祝いの意を込めて長唄「末広狩」を太鼓にて披露させて頂きました。
佐々木社中で出席された方との集合写真とお土産(蓋置とお菓子)です。
蓋置は宮古和人(作)の水仙透かし入りです。
家元の誕生日が1月1日に因み水仙をモチーフにして製作したとのことです。
宗圓先生おめでとうございます。
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快晴で暖かな小春日和です。
人数制限もあり4席とも広間の薄茶でお客様は4席で150名です。
当流(小堀遠州流)の家元席は月窓軒です。
二間続きで使用して1席15人ですのでゆったりです。
9時30分より40分間隔で10回の予定です。
私の三男(佐々木宗良)が1席目のお点前です。
ようやく大寄せ茶会が出来るようになりました。
来年はお濃茶も出来るようになると宜しいですね。
柏市あけぼの山公園「柏泉亭」で本年二回目の松頼会主催 段階別無料講習会が催されました。
午前の部は小堀宗峯家元嗣による「逆勝手二つ天目茶入和物」のお手前です。
午後の担当の私は前回同様、遠州好みの炭道具を持参しての講義です。
炭道具は羽箒、火箸、鐶、灰匙等、約30点を1点1点説明しながら見て頂きました。
色々と流儀の好みの決まりもございます。
この茶室のすぐそばに関東三大弁天様の布施弁天東海寺がございます。
境内の奥からは利根川越しに筑波山が望めます。
今回より鑑定品を拝見している間に先日のアートフェアの図録に掲載されている作品解説をしました。
今月の1点目です。
島岡達三の象嵌赤絵扁壷です。
先日の東美アートフェアでお求めになられたとのことです。
象嵌の色が二色(白とブルー)で赤絵がポイントとなっております。
2点目です。
画像がございませんが会田富康の青銅鳥 筒花入れです。
高さ40cmほどで上部に水鳥が付いております。
上部側面に窓が開けられた花入れです。
重量感と重厚感がございます。
3点目です。
粉引きの鉢です。
あまりに汚れていたので少し綺麗にしたとのことです。
良い雰囲気になりました。
汚れの許容範囲には個人差がございますね。
4点目です。
高麗青磁2点です。
象嵌が施されており高台は砂高台です。
象嵌も二種類あります。
白土と黒土を二色使用する上等な象嵌と白土1色の象嵌です。
5点目です。
江戸時代の和本です。
新撰 武術流祖録 天保15年発行の和綴じの本です。
百七十二流派の流祖の紹介をし、当流の流祖についてもわずかながら紹介している本です。
6点目です。
染付地図絵の盃洗です。
残念ながら現代のコピー商品です。
盃洗はお座敷などで酒を酌み交わすときに盃をすすいで相手に渡します。
その時のすすぐ水を入れておく器です。
現代では全く見られなくなりました。
今月の持参の1点は中国の明お時代の堆朱で長く弦が付いております。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHKカルチャー
町田教室で開講しております。品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら
骨董品の見る目を養います。
皆様で、楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
古美術ささき 佐々木 一
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]]>今日は2回目で1回目同様社中の先輩をご招待です。
自身でお茶事を催すのも今回で2回目です。
何から何まで勉強ですね!
昨今お茶事や茶会では珍しい逆勝手のお点前です。
来年2月には社中全員をご招待しての茶会を予定しているとのことです。
今後が楽しみですね。
古美術ささき 佐々木 一
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茶道教室 https://www.kobijutsu.ne.jp/user_data/school
江楽庵 佐々木宗弌
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「東美アートフェア」3年ぶりの開催となります。
優品の数々是非、ご家族、ご友人お誘い合わせの上、ご来場いただきますよう
心よりお待ち申し上げます。
https://www.toobi.co.jp/index_jp.html
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10月1日2日と久慈市の久慈福祉の村「旭清庵」において段階別無料講習会が催された。
1日は初級者向けで2日は上級者向けです。
午前は小堀宗峯家元嗣による「真台子二つ天目唐物茶入」のお手前です。
午後の担当の私は土風炉の灰形の講習と遠州好みの炭道具を持参しての講義です。
炭道具は羽箒、火箸、鐶、灰匙、約30点を1点1点説明しながら見て頂きました。
色々と好みの決まりもあります。
土風炉の灰形は初めにしめし灰を作り、五徳の位置を決め、釜の高さを合わせ、篩った灰を入れて形を作っていきます。
前瓦も他流と違い平らな一文字形です。
なれれば茶会の前に20分ほどで作れるようになります。
普段の稽古が肝要ですね。
朝少し時間がありましたので「海女ちゃん」の舞台となった小袖漁港に行ってきました。
丁度海女の素潜り実演も9月一杯で終了したとのことです。
観光客は誰もいなくひっそりとしておりました。
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本日の1点目です。
李朝の刷毛目の徳利です。
残念ながら時代のない品ですが鉄釉が胴に施されております。
高台は砂高台です。
使い込むと良い味わいになります。
2点目です。
唐銅の花器2点です。
背の高いほうは仏花器で底に加州何々の銘があり金沢で江戸末頃に製作されたと思われます。
出来の良い緻密な作です。
丸いほうは石川勝信作で昭和9年製作で共箱付です。
3点目です。
香合2点です。
古い箱に入っておりますが残念ながら現代の作です。
本物ですと中国の明末ですので特有の鉄分の多い土が使用されております。
呉須(染付)の色も違います。
蚤の市でお求めになられたとのことです。
箱は江戸時代の古い箱です。
4点目です。
砧形の花入れと鉢です。
花器は信楽でこれも古い作ではございません。
鉢は備前で江戸時代の作です。
灰が掛かり色々な景色となっております。
お茶ですと菓子器や灰器、懐石の鉢などにご使用できます。
5点目です。
高麗青磁の小碗です。
外側2ケ所に花文が彫られ口にも1周文様が彫られております。
内側の青磁の色は素晴らしいですね。
キズなく良い品です。
6点目です。
壷屋焼き茶碗です。
金城次郎作で見込みに魚と海老が釘彫りされております。
伊勢丹でお求めになられた品で安くしていただいたとの事です。
7点目です。
ステッキです。
持ち手は象牙特有の文様の出た無垢の象牙から製作しております。
金具は金で上等なステッキですね。
10月14日 15日 16日 と東京美術俱楽部で三年ぶりにアートフェアが催されます。
色々なジャンルの100店舗が出店致します。
招待券を差し上げました。
今月の持参の1点は硯屛で中国の七官青磁の特に色の良い品です。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHKカルチャー
町田教室で開講しております。品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら
骨董品の見る目を養います。
皆様で、楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】
東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階
TEL : 042-726-0112
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古美術ささき 佐々木 一
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当代家元(小堀遠州流16代 小堀宗圓)の円相に無事です。
円相を満月に見立てております。
耳順とは60歳の別名です。16年前の揮毫です。
花は鷹の羽薄、女郎花、竜胆、鶏頭です。
お菓子は東宮製の薯蕷饅頭で「兎」です。
古美術ささき 佐々木 一
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茶道教室 https://www.kobijutsu.ne.jp/user_data/school