一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(代沢本店・銀座店)

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根津美術館 青山茶会 弘仁亭 平成31年2月2日
朝の冷え込みが−2℃で根津美術館の池も凍っておりますが快晴で気温も上がり穏やかな日です。
 

 
師の小堀遠州流 小堀宗圓家元の掛釜も美術館が新しくなり茶会が再開された時以来です。
それ以前の茶友会は毎年の掛釜でした。
10時より40分間隔で8回のお席でお濃茶です。
無事庵の寄付きには益田鈍翁筆の和歌が掛けられております。
遠州公が詠まれた春の歌です。
 

 
本席の床には遠州の参禅の師でもある春屋宗園の碧巌録第百則が掛けられ
遠州作の一重切には加茂本阿弥と白文字が入れられております。

脇の香合は青磁の丸で布袋に唐子が遊んでいる図です。
脇には時代の硯箱が飾られております。

釜は遠州好みの大面取りで探幽下絵の地紋があり七宝の鐶付です。
炉縁は大徳寺龍光院祖堂の古材で上面に漆が塗られており広間でも使用できる炉縁で福富雪底老師の花押が朱で入っております。

風炉先は遠州好みの金銀張交で桑縁には小の字透かしが入っております。
棚は品川棚で品川御殿に家光公が御成りになられ遠州がお茶を差し上げた折に使用されたといわれております棚で後の時代の近藤道恵の作です。

水指は高取で七宝耳付き、茶入は紹鴎好みの丸棗で藤重の在銘です。
 

当流では古く由緒がある棗で仕服が備わっておれば濃茶で使用できる事になっております。
茶杓は遠州白銀茶杓で遠州が宗旦に送った茶杓でそれを宗旦が貼り筒を作り、朱書きで「遠州公よりたまわる 水屋用 花押」と直書きがございます。

内箱は藤村庸軒、外箱は啐啄斎、了々斎と表千家に伝わり益田鈍翁、森川如春と経て何十年か前に家元家に戻った茶杓です。

長い旅路です。

茶碗は高麗塩笥 松平備前守正信の箱書きです。
お茶は星の白授で星野園詰め、菓子は下萌で清晨庵製、器は大明嘉靖年製の銘が入った堆朱の喰籠です。
書院の棚には遠州好みの古銅の向獅子が角盆に乗り飾られております。
八席ともお道具の説明をさせていただきました。
終了後美術館の展観席(披錦斎)でお道具を拝見させていただき眼福を得ました。
 
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