一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(代沢本店・銀座店)

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お茶事 軽井沢 2
弟子のFさんの軽井沢での2回目のお茶事です。
10月26日 前日は雨で最高気温6度から今日は快晴の14度で空気が澄んでいる一日です。
 

朝、関越道の花園ぐらいから遠くに冠雪の浅間山が見え始めました。
前日の寒さでこの日が初冠雪との事でした。
上信越道に入ると一層大きく見え富士山とはまた違う威容がございます。
軽井沢まで登ると所々に見事な紅葉です。
軽井沢の紅葉はまだだと思っておりましたが良い方に期待が外れ嬉しい思いです。
前回の碧緑の中とはまた違った趣がございます。
今回は銀座教室の古い方3名の招待です。
待合に入りますと清涼殿でお姫様が月を見ている江戸時代の軸です。
 

 

傍らに硯屏が置いてあります。
硯屏では珍しい月型です。
今日の趣向は「月」でしょうか?
白羽根を持ちお迎え頂き、一同蹲で清め席入りです。
小堀遠州流では迎え付きは白羽根と決まっております。
床は短冊軸装で題は「月似霜」有栖川熾仁親王筆です。
歌は葉に霜が降りそれが光に照らされると月に見えますね!という意味だそうです。
季節と趣向にぴったりですね!

ご挨拶の後懐石です。
松花堂に盛り沢山季節の恵みが入っております。
向う付けは平目、焼魚はさわら酒焼、ずいき胡麻酢和え、子持ち鮎、銀杏、
炊き合せは里芋、蒟蒻、合鴨つくね、ご飯は栗ご飯です。
煮物椀は松茸と鱧の土瓶蒸しです。
 

 

 
最後に小さな焼きおにぎり(松茸入り)に出汁を入れてお持ちだし。
おこげの代りですね。お椀も洒落ていて月に杜鵑蒔絵と沈金の秋草です。
食事が終わり炭点前です。
 

 

底四方の炭斗に熊鷹の羽箒(自作)、火箸は遠州好み椎の実、鐶は長野烈の角鐶、
風炉は下間庄兵衛(江戸時代)に長野烈の丸紋花散らし文
この上下がぴったりです。釜の丸紋が月に見えてきます。

風炉先は桑で七宝瓢透かしです。
香合は一文字に椿の蒔絵がしてあります。
これは当店の昨年夏のカルチャーで豊平江都さんに特別講義で2回にわたり蒔絵を習った
時の作品です。

早速お披露目出来、宜しいですね。
お香は伽羅です。

お菓子を頂き中立。
お菓子は吉富の龍翔です。
 

中の栗が美味しいですね。
庭を1周して紅葉を満喫、季節の移り変わりの速さに感慨一入。
迎え付きで席入り
 
  竹の花入れに白萩
   白山吹の実が外の紅葉に負けず凛としております。
 
お濃茶です。
 
水指は横萩一光の仁清意、月に梅です。
 

茶碗は柿の蔕で秋には無くてはならない一碗です。
茶入れは信楽、茶杓は小堀宗通自作で銘「槇立山」秋の夕暮れを詠んだ三夕の歌で寂蓮法師です。
蓋置は青竹、建水は曲げ、お茶は柳桜園の無上で美味しくいただきました。

引き続き薄茶で茶箱点前です。
遠州好みの茶箱で蓋裏に先代宗通家元の和歌が各各貼ってあります。
上の引き出しには干菓子が入っております。
干菓子は東宮製で月に薄と枝豆です。

茶器は八角で「八角茶入野山走」としたためられ茶杓は象牙の芋茶杓
茶碗は阿蘭陀と仁阿弥道八の片口です。
茶碗はこのように色、産地、形が違った方が面白いですね。
お茶は雅の白でした。

二回目の茶事ですが道具組に一段の進歩が見られます。
釣瓶落としで薄暗くなり冷え込んできた軽井沢を、紅葉の見送りで帰路につきました。
 

 
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