一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(代沢本店・銀座店)

代沢本店:03-3411-4990
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根津美術館 青山茶会 弘仁亭 平成31年2月2日
朝の冷え込みが−2℃で根津美術館の池も凍っておりますが快晴で気温も上がり穏やかな日です。
 

 
師の小堀遠州流 小堀宗圓家元の掛釜も美術館が新しくなり茶会が再開された時以来です。
それ以前の茶友会は毎年の掛釜でした。
10時より40分間隔で8回のお席でお濃茶です。
無事庵の寄付きには益田鈍翁筆の和歌が掛けられております。
遠州公が詠まれた春の歌です。
 

 
本席の床には遠州の参禅の師でもある春屋宗園の碧巌録第百則が掛けられ
遠州作の一重切には加茂本阿弥と白文字が入れられております。

脇の香合は青磁の丸で布袋に唐子が遊んでいる図です。
脇には時代の硯箱が飾られております。

釜は遠州好みの大面取りで探幽下絵の地紋があり七宝の鐶付です。
炉縁は大徳寺龍光院祖堂の古材で上面に漆が塗られており広間でも使用できる炉縁で福富雪底老師の花押が朱で入っております。

風炉先は遠州好みの金銀張交で桑縁には小の字透かしが入っております。
棚は品川棚で品川御殿に家光公が御成りになられ遠州がお茶を差し上げた折に使用されたといわれております棚で後の時代の近藤道恵の作です。

水指は高取で七宝耳付き、茶入は紹鴎好みの丸棗で藤重の在銘です。
 

当流では古く由緒がある棗で仕服が備わっておれば濃茶で使用できる事になっております。
茶杓は遠州白銀茶杓で遠州が宗旦に送った茶杓でそれを宗旦が貼り筒を作り、朱書きで「遠州公よりたまわる 水屋用 花押」と直書きがございます。

内箱は藤村庸軒、外箱は啐啄斎、了々斎と表千家に伝わり益田鈍翁、森川如春と経て何十年か前に家元家に戻った茶杓です。

長い旅路です。

茶碗は高麗塩笥 松平備前守正信の箱書きです。
お茶は星の白授で星野園詰め、菓子は下萌で清晨庵製、器は大明嘉靖年製の銘が入った堆朱の喰籠です。
書院の棚には遠州好みの古銅の向獅子が角盆に乗り飾られております。
八席ともお道具の説明をさせていただきました。
終了後美術館の展観席(披錦斎)でお道具を拝見させていただき眼福を得ました。
 
| 古美術ささき | お茶会 | 17:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2019年 佐々木社中初釜

今年は第4の日曜日です。

 

銀座店の江楽庵で11時30分より炭点前です。


今年は宗雪さんです。

炭斗に香合、羽箒、鐶、火箸を仕込み 灰器を持ち出しての点前です。
 

 


お正客役も炭点前の短い間に色々と道具を聞きます。

お流れの拝見、お炭の拝見、香合の拝見と続きますのでとても忙しいですが楽しいですね。

無事炭点前が終了して食事です。


長年お世話になっていた京料理の店が昨年クローズになり今年は中華料理です。

ビールで乾杯から始まり紹興酒も頂き良い気分ですがこれからが本番です。

 

今年の濃茶は硯屏点前で私が6人前を2碗点てます。
 

 


 

お菓子は花びら餅、東宮製 お茶は、蓬莱 松尾園です。

茶碗は李朝の塩笥(しおげ)と御本茶碗です。

 

濃茶が終わり薄茶です。

今年はYさんとOさんで前半と後半です。

 

薄茶終了後恒例の福引です。

いつも一番の盛り上がりです。

 

今年も大勢初釜に来庵頂き感謝です。


良い年でありますように!

 

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| 古美術ささき | お茶会 | 15:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
席開き茶事 2   2019年1月20日
Kさんが北沢教室の皆様をお呼びしての席開きの茶事に指導をということでお招き頂きました。

連客は北沢教室の4名と、私です。
快晴でそれほど寒くもなく良い日よりです。

寄付きは懸想文売りの短冊が掛けられております。
白湯を頂き美しい音色の鐘を5回打ち参集のお知らせです。
一旦立礼席に入りここでお迎えを受けます。
ここの床には大和絵画家の森村宣永雪中の鳩の図が掛けられております。
 


亭主が白羽根でお迎え付きです。
蹲を使用して席入りです。
水琴窟が透明な音色で楽しませてくれます。

床には橘了庵 宗義  大徳寺 徳禅寺住職の書が掛けられ釜は砂鉄製の筋釜で菊地正直()です。
脇には江戸時代の百人一首が飾られて新年を感じます。
 


 
 
 
ご挨拶の後炭点前です。
 

 

 

 
無事に終了の後懐石です。
懐石は本席で行いますが足の事もあり立礼席にしつらえて頂きました。
 
向付けは帆立に牡丹エビ 汁は生麩です。
 

 
椀はしんじょに鰤が入っております。
 
焼き物はカモ
 

 
お酒も新潟の酒で美味しい。
強肴は干し柿にクリームチーズが挟まれております。
八寸はスモークサーモンとこごみ
 

 
お湯を頂き終了です。

主菓子を頂き待合へ
主菓子は菊家の瑞雲という銘の黄身しぐれです。
 
鳴物のお迎えで本席へ

 
    花は「さんしゅう 水仙 つくばね」が青竹の花入れに
  入っております。
 

茶碗は李朝のしおげで珍しい事に鉄釉が一筋掛かっております。
お茶は星野園の星峰です。

 

 

 

 
薄茶には煙草盆も持ち出し頂きました。
十分に堪能して帰路につきました。
半年の間に茶事を一人亭主で10回超えは素晴らしいですね!
| 古美術ささき | お茶会 | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成30年 茶事の勉強会
今年の茶事の勉強会を北沢本店内、露草庵で10月18日に行いました。
亭主側とお客側に2グループに分け毎年交代です。
役割も亭主側は炭点前、懐石、濃茶、薄茶と人が変わります。
お客側は同じように正客が変わります。

今年は炉です。
 
前日から懐石道具を清めます。
正午の茶事ですのでお客側は11時45分集合です。
香煎を頂き鐘を人数分鳴らして知らせます。
迎え付きがあり席入りで床、釜と拝見です。
床は軸のみです。
挨拶の後炭点前です。
 

終わりますといよいよ懐石です。

 


 


 

懐石が終わりお菓子を頂き中立
銅鑼のお迎えで席入り
後座の床は花になります。

濃茶を頂き
 

 

 


薄茶を頂き無事に終了です。


 


来年も炉の予定です

                  
                    
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| 古美術ささき | お茶会 | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
小堀宗峯 (小堀宗圓長女) 初陣茶会
平成30年9月16日 靖国神社内茶室 靖泉亭において小堀宗峯(小堀宗圓長女)女史が初陣茶会です。
史縁茶会で表千家3席に小堀遠州流1席です。
 


 


 

 
小堀宗峯女史は先ほど家元嗣の発表があり来年お披露目の予定です。
暑さもそれほどではな靖泉亭はエアコンがあり快適です。


 
10時開始の予定を少し繰り上げ1席目です。
小堀遠州流松籟会会長小畑氏が正客で緊張のなか座を和ませていただきました。
秋の趣向に先代と当代の道具を入れ遠州好みで組んだ道具立てです。
| 古美術ささき | お茶会 | 14:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
席開き茶事
8月26日 
念願がかない茶席付きの自宅を購入された弟子のKさんの席開きの茶事にお招き頂きました
Kさんは銀座店で10年お習いしている方です。
連客は銀座店の従業員で次客が菱田、お詰めが佐々木良(三男)です。
生憎の猛暑日ですが自宅地下に茶席があり暑さはあまり感じず茶室もエアコンがあり快適です。

 
  寄付きは韓国の美しいノリゲが飾られ冷たく美味しい水の
      ご用意です。
  南京染付の碗で頂き美しい音色の鐘を三回打ち参集の
       お知らせです。
 
























亭主が白羽根でお迎え付きです。
小堀遠州流は迎え付きは必ず白羽根と決まっております。

 
 

土間の席(立礼席)に案内され暫し此方で休息です。
ここも寄付きの趣向で床には梅友画のいまにも鳴き声が聞こえてきそうな虫の大名行列図が掛かり下には母上の手描きの遠州流の伝書本が置かれております。

この伝書は98歳になる母上が長年遠州流を習われ娘に託したそうです。
 


 
 中庭に蹲が据えられ、なんと水琴窟が美しい音色で
 お迎えです。
    清めて席入り、本席は三畳台目席で下座床です。


























 
  床には橘了庵 宗義  1941(昭和16)年生 
   大徳寺 徳禅寺住職の「無事」が掛けられ
      風炉釜は切り合わせで長野裕()です。
 
     











       




挨拶の後懐石です。


献立は   飯    汁 冬瓜 ジュンサイ
 

向付 すずき昆布締め  煮物椀 魚麺 鮎の一夜干し 茗荷
 

 
焼物 甘鯛
 

炊合せ 石川芋 車海老 オクラ
 

 
強肴 穴子 胡瓜 茗荷          箸洗い タコの卵
 


八寸 からすみ コーン

 


御酒は出羽桜一路で頂きやすく美味しい
ご使用の鉢も加賀の品で郷里の金沢石川愛を感じます。
私も隣の負けじと福井愛ですが。
懐石を美味しく頂きいよいよ炭点前
火箸、俱利の香合、鐶は石川の戦前の作家の作で羽箒は一昨年の等社中の夏季講習会に製作した熊鷹です。

主菓子は作り立ての葛切りです。

 

 
中立後に席入り  花は白扇止めの夕顔です。
 

先代の宗通家元の本を参考に入れられたとの事です。
水指は伊賀で注文で製作して共蓋のほかに塗蓋も備わっております。
 

茶碗は李朝青磁、茶入れは高取、茶杓は実家に古くから伝来した品との事です。
 


 

お茶は小山園の一滴緑
引き続き薄茶で茶碗は母上より頂いた加全の源氏車図、三河内の染付、安南の三碗で茶器は漆絵です。
菓子は東宮製の水、朝顔で前端雅峯の銀溜の丸盆です。

お茶は星野園 緑の昔です。
茶席は地下に寄付、立礼席、本席、調理場を備えた本格的な設えです。
本席は昭和30年頃に日本橋倶楽部内に作られた茶室を移築したそうです。
四畳半だったのを元の持ち主が三畳台目に変更したとのことです。
茶道愛と加賀愛をひしひしと感じられる方で今後が楽しみですね。!

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| 古美術ささき | お茶会 | 16:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成30年鹿島神宮 献茶式 6月10日
今年も鹿島神宮の献茶式のご奉仕に行ってまいりました。

梅雨入りであいにくの雨模様の日です。
夏越祓(なごしのはらえ)で大きな茅の輪も設えられております。
毎年六月の第二日曜日鹿島神宮は10時より奉納古武道演武大会 1時より小笠原流百々手式

2時より小堀遠州流 献茶式が催されます。
雨模様ですが特設テントで10時過ぎよりの呈茶には大勢のお客様にお召し上がり頂き感謝です。
今年は小笠原流の百々手式が雨の影響で弓道場で催されました。
 

 

 
昼食後2時前には楼門前に集合してお清めを受け重要文化財の社殿でお祓いを受け献茶です。
本殿前の特設舞台で家元が点てた濃茶を私が案(あん)に奉納しそれを神職が神前に奉納します。
 

   

     今年は献茶終了後、3時から相川七瀬さんの歌の奉納が20分あり

     最後までにぎわいました。

    4時ごろより小笠原流と合同で神職総出の直会(なおらい)があり
    お札とお神酒を頂き解散です。
 












 

 
[ 以下は鹿島神宮HPより ]
鹿島神宮「武道の日」の最後の行事は小笠原流一行が奥参道に移動した午後2時頃、午前中の演武場であった特設舞台には一転して緋毛氈が敷かれ、武家茶道で知られる小堀遠州流により献茶式が執り行われます。献茶式では家元小堀宗圓氏のお手前により濃茶が点てられ、神職が鹿島神宮の大前に献じられます。
午前中は呈茶が行われ、参拝や見学のために境内に訪れた人に抹茶がふるまわれます。

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| 古美術ささき | お茶会 | 15:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
第三十二回 柳営茶会 平成三十年六月二日 於 護国寺茶寮
緑が目に優しい頃となりました。

本日は晴天ですが湿度が低く比較的過ごしやすい日です。

毎一回開催されている柳営茶会もはや32回となりました。

第1回より4流派(安藤御家流・石州流伊佐派・松浦鎮信流・小堀遠州流)で掛釜されております。

柳営茶会は徳川御宗家を中心にした旧幕臣の会で武家茶道四派による茶会です。

小堀遠州流家元席(不昧軒)のお手伝いです。

濃茶席ですが袱紗包みという真塗の棗を使い袱紗で包んで飾り濃茶のお点前をします。
それに久しぶりの逆勝手です。

寄付 円成庵

床  12代 小堀宗舟筆   遠州流伝書

 


本席 不昧軒

 五代 綱吉公御筆 色紙和歌
                  
 撫子 百合 桔梗 しもつけ キンバイソウ 沼虎の尾 玉川ホトトギス

花入 唐物手付籠

香合 堆黒 輪花形唐子文

 


風炉先 遠州好 桑腰七宝文

風炉釜 色紙風炉 定林 
    宗和好 道爺 鶴鐶付 松竹文

 

 

長板

水指 染付 竹絵

茶入 紹鴎好み 丸棗

茶杓 舟越伊予守作 共筒 

茶碗 粉引

蓋置 古銅 七宝透かし

建水 佐波理 棒の先

    蓬莱 松尾園詰

菓子   松影 清晨庵製

    青磁 


天候にも恵まれ40分間隔での席入りですのでお客様もゆったりとお楽しみいただけました。
 
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| 古美術ささき | お茶会 | 14:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
大師会 平成30年3月26日
根津美術館の庭園には桜が少ないですが今年は早満開となりました。
春の温かな一日です。
 

 


今年は美術館席が藤田美術館です。

 

















 
| 古美術ささき | お茶会 | 15:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成30年1月3021日 小堀遠州流初釜
毎年1月の第3日曜日に帝国ホテル内茶室東光庵内で小堀遠州流初釜が催されております。

今年も寒もさが続いております。
東光庵でのお濃茶は毎年家元のお点前でお茶が振る舞われます。
毎年ですが一日お濃茶席でお手伝いをさせていただいております。

付きは宗忠の書捨ての文、昭和4年元旦試筆です。
散らし書きで知らない方が見るとどこから読めばよいのですかと聞かれる軸です。
濃茶席(本席)の軸は山城切です。

和漢朗詠集で題は「交友」伝、藤原定頼筆です。
花入れは竹一重切 鷹司輔信公作で銘「布袋」花はつくばねと曙椿、香合は呉須の八角です。
茶入れは古瀬戸肩衝茶入 銘「村消」 小堀権十郎、外箱藪内紹智、茶杓は遠州作 銘「臥見」で住まいのあった京都「伏見」に掛けているのでしょう。

茶碗は大振りで堂々とした高麗堅手で銘「不老」です。
不老、布袋で初釜にはぴったりの取り合わせです。

お茶は「ほしの白授」で星野園詰、このお茶は珍しく白っぽい色です。
先代夫人が満99歳でそれの白寿も兼ねているのでしょうか。

お菓子は花びら餅で清晨庵、菓子器ははしか彫喰籠で明の在銘入りです。

釜は遠州好、大面取で七宝の鐶付、作は五郎左衛門。炉縁は熱田神宮の古材で所々朱が残っております。

水指は遠州好の朱の手桶です。

薄茶席は床が宗本、宗安の合筆で「松」が宗本、幾と勢もの和歌が宗安です。

 
| 古美術ささき | お茶会 | 17:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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