一期一会  古美術ささき ブログ

古美術ささきのブログです。(代沢本店・銀座店)

代沢本店:03-3411-4990
銀座店:03-5524-3324

http://www.kobijutsu.ne.jp/
Sさん 追悼
10月の終わりごろSさんの固定電話から男の人の声でお知らせがございました。
丁度1週間前の10月13日にSさんがお亡くなりになったとの事でした。
絶句しながらいろいろな思い出が走馬灯のように頭の中を巡りました。

奇しくもお亡くなりになったその日は東美アートフェアーの初日で、いつもなら元気な笑顔で「差し入れです!」と甘い物を差し入れして頂きました。
「今日はSさんまだいらっしゃらないね」と、話しておりましたが・・・・

Sさんは銀座店が出来て間もなくの頃「お茶のお稽古お願いします!」と、来店されすぐに週2回のお稽古でぐんぐんと上達され最短期間で師範までお取りになり家元での稽古まで通っておりました。
私の茶会はもちろん家元の茶会も遠近問わず欠かさず出席されいつも裏方で頑張っておりました。
思うところがあってでしょうか、昨年でお稽古はお辞めになっておりましたが、お店には時々お見えになっておりました。

12月9日 当社中の納会があり、お弟子さんが集まったところで、昨年の夏、勉強会で製作した羽箒と自作のバイオリン型の香合と写真を飾り天目で献茶させて頂きました。
お軸はSさんが師範のときに家元より頂いた書で「楓葉経霜紅」「きょうようしもをへてくれない」です。
楓の葉も霜を経ないと真っ赤な美しい色にはならない、とのことで人間も艱難辛苦を乗り越えて完成していくと言うことだと理解いたしております。
 

 
またいつかお会いできた時はお茶のお稽古をしましょう!  合掌
| 古美術ささき | - | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成29年 11月 NHK 町田カルチャー教室
朝晩冷え込みいよいよ紅葉の頃となりました。

今月の1点目です。
金屋五郎三郎作の小燈(燭台)です。

 


 
唐銅で製作されたずしりと重い燭台です。
8000円でお求めになられたとの事、良い買い物でしたね。
その昔は貴重で高価な品でしたが近年需要がなくなりますと価格は低下いたします。
ご家庭でも使用していただければもう少し需要が増えるかもしれませんね!
蝋燭と灯明の話をしました。


2点目です。
黒高麗の扁壷です。

 


味わいがあり良いフォルムですね。
飾ってもよく花を入れても花を引き立たせてくれます。
製作時代と製作方法その周辺の話をしました。

3点目です。
13代柿右衛門、錦岩牡丹画花瓶と14代柿右衛門の酒器セットです。

 



二点とも窯ものですが花瓶は大きさあり飾り映えしますね。
酒器セットは菊鳥文の錦手で綺麗ですね。
帰省した時にお求めになられた品でした。
本物で宜しかったですね。


4点目です。
柿右衛門も濁手唐子文様の小皿と染錦の菊文小皿です。

 


江戸中期頃の作で染錦小皿は上手ですね。
現代の柿右衛門と江戸 中期の柿右衛門が4点集まり比較検討できたのがとても良かったですね。
濁手と白磁の違いもよく分かりますね。


5点目は幕末から明治頃の伊万里の色絵の中皿です。

 


手描きで丁寧な色絵が施されております。
籬に菊の図で本日皿だけで3点集まり菊見が出来ましたですね。
二枚で数千円でお求めになられたとの事。新しい食器を買うよりお安く宜しいですね。

本日の持参の1点は金地扇面蒔絵小引き出しです。
膨大な時間が掛かった作品で蒔絵のありとあらゆる技法があり見ているだけで楽しいですね!
残り時間 は先日ございました東美アートフェアーの図録を使用しての作品解説です。
一年で図録一冊終了できるように解説する予定です。


来月もまた鑑定品お待ちいたしております。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHK町田教室で開講しております。

品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。
みなさまで楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。


【受講のお申し込みは NHK文化センター 町田教室まで】

 東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階 
TEL : 042-726-0112
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html 
 
古美術ささき 佐々木 一
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 17:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
日本茶道連盟百十四回茶会 護国寺 11月3日
雨も早々に上がり開始時には青空が広がり暖かで穏やかな小春日になりました。

日本茶道連盟の茶会は4年ぶり5回目で今回は月窓軒で濃茶です。
以前の月窓軒は席前の路地で待つか外の道路で待っておりましたが修復後は月光殿と月窓軒が渡り廊下で繋がり大変便利になりました。

9時30分が第1席でお正客に小堀遠州流家元小堀宗圓宗匠ご夫妻とご令嬢に入席頂き以後3時30分まで11席です。
 

 

 

 
月光殿が寄付きで書院に御本獅子香炉・源内焼三彩硯屏・古九谷青手大皿・粉溜四季蒔絵小引き出し・瀟湘八景和歌帖と炭道具一式を飾りました。
 

 

この月光殿は近年の大規模修復以前は釜を掛けられました。
私も18年前にこの月光殿で釜を掛けたのが1回目でした。
懐かしい思い出です。

今回は足利義政の東山文化〜遠州までの流れをテーマです。
足利義政の懐紙、唐物の茶入、筑前芦屋の真形釜、織部の茶杓、祥瑞の水指、堅手の茶碗等をメインに唐物と和物を取り混ぜました。
 


ご入席頂きました方々には私の変声期??(笑)で、お聞き苦しい思いをされたかと存じます。
お詫び申し上げます。
| 古美術ささき | お茶会 | 14:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
お茶事 軽井沢 2
弟子のFさんの軽井沢での2回目のお茶事です。
10月26日 前日は雨で最高気温6度から今日は快晴の14度で空気が澄んでいる一日です。
 

朝、関越道の花園ぐらいから遠くに冠雪の浅間山が見え始めました。
前日の寒さでこの日が初冠雪との事でした。
上信越道に入ると一層大きく見え富士山とはまた違う威容がございます。
軽井沢まで登ると所々に見事な紅葉です。
軽井沢の紅葉はまだだと思っておりましたが良い方に期待が外れ嬉しい思いです。
前回の碧緑の中とはまた違った趣がございます。
今回は銀座教室の古い方3名の招待です。
待合に入りますと清涼殿でお姫様が月を見ている江戸時代の軸です。
 

 

傍らに硯屏が置いてあります。
硯屏では珍しい月型です。
今日の趣向は「月」でしょうか?
白羽根を持ちお迎え頂き、一同蹲で清め席入りです。
小堀遠州流では迎え付きは白羽根と決まっております。
床は短冊軸装で題は「月似霜」有栖川熾仁親王筆です。
歌は葉に霜が降りそれが光に照らされると月に見えますね!という意味だそうです。
季節と趣向にぴったりですね!

ご挨拶の後懐石です。
松花堂に盛り沢山季節の恵みが入っております。
向う付けは平目、焼魚はさわら酒焼、ずいき胡麻酢和え、子持ち鮎、銀杏、
炊き合せは里芋、蒟蒻、合鴨つくね、ご飯は栗ご飯です。
煮物椀は松茸と鱧の土瓶蒸しです。
 

 

 
最後に小さな焼きおにぎり(松茸入り)に出汁を入れてお持ちだし。
おこげの代りですね。お椀も洒落ていて月に杜鵑蒔絵と沈金の秋草です。
食事が終わり炭点前です。
 

 

底四方の炭斗に熊鷹の羽箒(自作)、火箸は遠州好み椎の実、鐶は長野烈の角鐶、
風炉は下間庄兵衛(江戸時代)に長野烈の丸紋花散らし文
この上下がぴったりです。釜の丸紋が月に見えてきます。

風炉先は桑で七宝瓢透かしです。
香合は一文字に椿の蒔絵がしてあります。
これは当店の昨年夏のカルチャーで豊平江都さんに特別講義で2回にわたり蒔絵を習った
時の作品です。

早速お披露目出来、宜しいですね。
お香は伽羅です。

お菓子を頂き中立。
お菓子は吉富の龍翔です。
 

中の栗が美味しいですね。
庭を1周して紅葉を満喫、季節の移り変わりの速さに感慨一入。
迎え付きで席入り
 
  竹の花入れに白萩
   白山吹の実が外の紅葉に負けず凛としております。
 
お濃茶です。
 
水指は横萩一光の仁清意、月に梅です。
 

茶碗は柿の蔕で秋には無くてはならない一碗です。
茶入れは信楽、茶杓は小堀宗通自作で銘「槇立山」秋の夕暮れを詠んだ三夕の歌で寂蓮法師です。
蓋置は青竹、建水は曲げ、お茶は柳桜園の無上で美味しくいただきました。

引き続き薄茶で茶箱点前です。
遠州好みの茶箱で蓋裏に先代宗通家元の和歌が各各貼ってあります。
上の引き出しには干菓子が入っております。
干菓子は東宮製で月に薄と枝豆です。

茶器は八角で「八角茶入野山走」としたためられ茶杓は象牙の芋茶杓
茶碗は阿蘭陀と仁阿弥道八の片口です。
茶碗はこのように色、産地、形が違った方が面白いですね。
お茶は雅の白でした。

二回目の茶事ですが道具組に一段の進歩が見られます。
釣瓶落としで薄暗くなり冷え込んできた軽井沢を、紅葉の見送りで帰路につきました。
 

 
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         メール info@kobijutsu.ne.jp
 
| 古美術ささき | - | 16:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成29年 10月 NHK 町田カルチャー教室
台風一過の爽やかな天気は1日だけでぐずついて氷雨が降る寒い日です。

今月の1点目です。
唐銅 釣舟花入 敏彦 と箱書きにございます。
 

佐波理に似た色の美しい肌です。
側面に銀象嵌が入っております。
どういうわけか穴が開けてなく釣ることはできませんが置いても楽しめます。
そういえば茶室の花釘の打ち方も流儀により様々ですね。
作者の解説をしました。

2点目です。
これも唐銅の宝槌です。
 

銘が「蔵六」と入っております。
京都の秦蔵 六で様々な金属製品を造る代々の作家です。
蔵六の人気作品の解説をしました。

3点目です。
李朝の染付の壺です。
 

花と柘榴の染付がきれいですね。
丸みが何とも言えない良い形ですね。
楽しませてくれる壺でホッとしますね。
時代の解説をしました。

4点目です。
南京赤絵玉取り獅子壺です。
 

赤絵の獅子がとてもユーモラスな顔で楽しませてくれます。
時代や作り方の解説をしました。

5点目です。
益子焼の壺です。
 

共箱で「鉄絵花瓶 晋作」と 箱書きにございます。
浜田庄司さんのご子息でやはり陶芸家です。
作風は似ておりますが庄司とはすぐに区別がつきます。
私も何回も益子のお宅にお邪魔して庄司の箱書きをしていただきました。
その折に聞いた話を皆さんに聞いていただきました。

今月の持参の一点は雅楽の篳篥(ひちりき)です。
 

管箱が付いておりその中に納められております。
リードの部分が舌といい各自自分で製作します。
こんな小さな楽器で大きい音が出ることに驚愕です。
篳篥、管箱の話と舌の作り方を話しました。

残り時間 は先日ございました東美アートフェアーの図録を使用しての作品解説です。
一年で図録一冊終了できるように1回に10点解説する予定です。
来月もまた鑑定品お待ちいたしております。
当カルチャーは原則、毎月第4水曜日10時15分から11時45分にNHK町田教室で開講しております。
品物を持ち寄り、お互いに鑑定しあいながら骨董品の見る目を養います。
みなさまで楽しみながら知識を深め、趣味をより充実させ、広げるのに役立ちます。
鑑定品が無くても大歓迎ですのでどうぞお出かけください。いつからでもご入会できます。
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 東京都町田市原町田4-1-17 ミーナ町田8階 
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古美術ささき 佐々木 一
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 12:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
台風一過
二日続いたすごい雨と未明からの暴風雨で多摩川の景色が一変しました。

23日の台風一過の多摩川です。

 



 



久しぶりに登戸の堰も下段まで越水しグランドも早朝には浸水しごみが所々山になっておりました。
取り残された小魚がピンピンと無数に跳ねております。
大きな被害がなく宜しかったですね!
| 古美術ささき | - | 14:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2017東美アートフェアー 10月13日
初日ぐずついた雨の中を大勢のお客様が来場されました。

当店の開店前のブースです。(1階14ブース)

 


 
| 古美術ささき | ご案内 | 12:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
古美術ささき主催 カルチャー教室 2017年10月
月が美しい頃となりました。

まずは有吉先生の講義です。
いよいよ伊勢物語も終盤の89段〜93段です。
恒例の展示は月と菊を詠んだ和歌と漢詩の色紙伊勢物語の歌留多、江戸中期の絹本と
紙本
鑑定においても、どの素材でいつごろかというのもポイントとなります。

そういえば若かりしとき有吉先生のマンションに伺い夜遅くまで色々と解説してくださりまた
時代別の紙を見せてくださり時代の違いを教えてくださいました。

私の今月のテーマはアートフェアーに出品する蒔絵の箱に入った江戸中期頃の百人一首かるた
高麗茶碗、永楽保全の青磁茶碗、
荒川豊蔵の麦わら手の茶碗、江戸時代の棗、池田巌先生の
千鳥蒔絵中次の6点を解説をして手に取って見ていただきました。

アートフェアーでの展示価格を聞かれましたが来会時のお楽しみとさせていただきました。

当店主催のカルチャーは1,8月を除く第二水曜日の1時15分より4時15分までです。
受講ご希望の方は当店までメール、電話にてご連絡いただければ幸いです 。

TEL:03-5524-3324 銀座店    http://www.kobijutsu.ne.jp/school_culture.php
                     古美術ささき http://www.kobijutsu.ne.jp/ 
                                              メール info@kobijutsu.ne.jp
| 古美術ささき | カルチャー教室 | 13:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
秋の香り
秋のこの時期になりますと町中所々でどこからとなく秋の香りがします。
木犀でほとんどが金木犀です。

 


そういえば銀木犀が少なくなりましたですね。

春は沈丁花、春から夏にかけてはニセアカシア、薔薇、夏は草の香り、冬は椿が優しい香りを
届けてくれます。

地域や場所で色々な違いはありますが香りでも四季を楽しめますね!

 
| 古美術ささき | - | 15:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
新倉日立師一周忌偲ぶ会
新倉日立師一周忌偲ぶ会が9月29日
グランドニッコー東京台場、地下1階「パレロワイヤル」で催されました。
 

 
新倉日立師は日蓮宗本山龍口寺前貫首で自身のお寺は大森の大林寺でした。
茶道に熱心で自身で毎月龍口寺で茶事茶会も開き新しい陶芸の作家も応援しておりました。
骨董界にもご理解があり功績がございました。

早や一周忌ですね。
会場には脇に祭壇が飾られご愛用の茶道具が色々と展示してありました。
会食は新倉日立師がお好きだった楼蘭の中華のコースです。
 

偲びながら頂きました。
最後は故人所縁の江戸木遣り唄で中締めです。
 


 
| 古美術ささき | - | 15:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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